JR北海道らしさがまた一つ消えゆく | outbackの旅日記

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日本中を気ままに旅する記録です。山の中の無人駅でビバークします。
タイトルが3代目になりました。レガシィ→ペケV→outback

北海道に行った時「北海道にやって来た!」と感じるものが色々あると思います。昔は青函連絡船で海峡ラーメンを食べた時とか、朝4時前から空が明るくなって来た時とか、人様々です。その中で今回は縦型のホーロー駅名標を取り上げます。昨年頃に発表があったのですが、あの駅名標を順次廃止して行くと言う事になったようです。既に札幌近郊では新型に切り替わっている所もあるようです。

これですね。この下に本場の味サッポロビールと広告された青い奴です。まだ今現在では、道内何処でも見る事ができますが、まず下のサッポロビールが消されたものが何箇所か出てきました。

写真に残しているのは、この宗谷本線問寒別駅しかありません。これは完全に切り取られていますが、塗りつぶされたものも存在するようです。

この縦型駅名標を敢えて撮影はあまりしていませんが、倉庫からいくつか探してきました。

根室本線山部駅。残雪の山は芦別岳と思われます。

石北本線遠軽駅 行燈式の駅名燈も残っています。スイッチバック駅らしくホームに対して直角に設置されています。

宗谷本線抜海駅。廃駅の候補に挙がりましたが、何とか回避できました。

富良野線美馬牛駅です。富良野線唯一の昔ながらの木造駅舎です。

旧夕張線南清水沢駅です。廃止まで、簡易委託駅でおばあさんが切符を販売していました。

根室本線落合駅です。運休になってしまってもう雑草の手入れもされなくなってレールが見えにくくなってしまっています。

 

根室本線幾寅駅です。撮影用の幌舞の駅名標も残っています。

釧網本線細岡駅です。静かなコテージ風のログハウスの駅舎になって、道東探索の定宿になっています。

宗谷本線瑞穂駅です。ここは手作り駅名標ですが、サッポロビールの広告は付いています。こんな形式はここ以外見た事がありません。

旧札沼線晩生内駅です。札沼線の非電化区間はこの縦型の設置されている駅は少なく、月形とこの晩生内位しか記録がありません。新十津川にはあったと思いますが、記録がありません。

留萌本線恵比島駅です。すずらん撮影用に設置された、明日萌駅の方が駅舎も駅名標も断然立派なものが建っていました。

函館本線然別駅です。この度廃線が決まりました。

室蘭本線母恋駅です。母恋しと言う事でロマンチックな駅として入場券が良く売れました。

留萌本線大和田駅です。廃線カウントダウンになってしまいました。

日高本線浜厚真駅です。現役の路線とは思えない程の廃れた駅です。

根室本線利別駅です。柱すべてに駅名標が設置されています。

根室本線大楽毛駅です。名前がユニークな駅として有名です。

根室本線新富士駅です。旅客と言うより貨物ターミナルに隣接して、乗車するためには長い跨線橋を渡らなくてはいけません。

根室本線東鹿越駅です。当駅までは現在も列車がやって来ます。しかし廃線が決まってしまいました。

 

駅名標はその駅が廃止されると同時に取り外されます。駅名標があると言うことは、その駅がまだ現役だと言う証明になります。あまり意識して見てはいませんでしたが、改めて見ると北海道を象徴する、いいアイテムだと思います。錆びて汚く成ってきているわけでもないのに、廃止して行くのは、非常に残念でなりません。他の地域ではとっくにJRオリジナルの物に切り替えられていますから、あと数年名残を惜しみながら、できるだけ映像に残していこうと思います。