峠三昧 御荷鉾林道、大上峠 | outbackの旅日記

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日本中を気ままに旅する記録です。山の中の無人駅でビバークします。
タイトルが3代目になりました。レガシィ→ペケV→outback

いよいよ今回の旅程の最終章です。残り少なくなった御荷鉾スーパー林道西部末端を抜けて、大上峠を経て再び長野県に出てR141南下して、静岡へと言う予定です。
前回は間もなく開通?林道をやや強引に通過してきたところです。
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出てくるとまた県道へのショートカットの道(右側)が優しく誘います。ここまで来たら全線走破したいし、荒れる事ももうないだろうし、当然左を選んでもうひと踏ん張りすることにしました。
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道は舗装されており、何てことはありません。このまま何事も無くエンディングかと思ったら、左に分岐が現れました。道の草の生え方から相当交通量が少ないことがわかります。多分行き止まり林道でしょう。もしくは登山道入り口になっているのかもしれません。どうしようかなと逡巡しましたが、今日の予定が予想以上に順調に進んでいたこともあり、突入することにしました。
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初めから未舗装です。さらにこの辺りは日当たりが良いからか轍すら消されて、草原のようになっています。しかしガレている事は無くここまでは走りやすかったですね。
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なんと林道の名前が書かれた碑がありました。「砥沢林道」昭和60年起工とあります。比較的新しい林道です。
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初めは草は多かったのですが、路面は綺麗でしたが、末端に至るとかなり荒れ始め、草でよく見えないガレた路面の上は、折れた木の枝が覆っているというかなり最悪のシュチエーションになりました。ここは広場になっており、橋の手前にゲートがあります。橋の先も道は続いていますが、一段と規格が落ちることは間違いない感じです。取りあえずここに車を停めて、少し奥まで歩きました。
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意外と悪くない感じですが、これはもう徒歩林道の規格のような感じです。見えている範囲では、幅は十分なもののすぐ狭小になる感じです。一番困るのが、Uターンできなくなる事です。ですからこの様な行き止まり林道に入るときは、回転場所を通る度にその時のオドメーターを口に出して読み上げていくようにしています。このような林道のバックは300mが限界です。結局先程の広場で車を反転させ、戻る事にしました。
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ついに長かった、御荷鉾林道の西端に来ました。合流地点は昨日、田口峠は向かう時に通った、勧能と言う集落です。二階構造に特徴のある家々が並びます。これで御荷鉾林道は、東部地区を残して制覇しました。工事中の残りは後日の楽しみにとっておきます。
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いいよいよ今回最後の探索峠の大上(おおがみ)峠を目指します。田口峠へ向かう県道93号から分岐した103号の途中から大上林道はスタートします。
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走り始めてすぐ垂直の高い壁に出会いました。ロッククライマーが喜びそうな垂直壁です。屏風岩と名付けました。
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道は舗装されて、広くてとても走りやすいです。この奥に村立の自然公園があるから整備されているのでしょう。
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自然公園を越えても道はよいまま峠に着きました。地図では細くてちょっと縮尺を上げるとすぐ消えてしまう、一見頼りなさそうな林道ですが、乗用車に関しては十分な走行を約束される高規格な林道でした。
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長野県側も十分な広さを持った道路であっという間にR299に出てしまいました。左折すると再び十国峠、右折するとR141へ至ります。今回の予定はすべて終了したので、家路につくため右折し野辺山、清里を経由して、韮崎、増穂、身延、清水経由で帰ってきました。
 
天気は不安定でしたが、御巣鷹山にも登れたし、事前には通行可能かどうか怪しかった林道も行けたし、林道障害物も致命的なものには出くわさず、少々の努力で、通過できるものばかりでした。行き当たりばったりだったのに、非常に運に恵まれたと思います。
今週の土曜日は仕事が入っています。土曜の夕方から井川方面に行くかもしれません。