昨日、仕事の訪問先の団地上階でふと壁をみると手のひらより少し小さいサイズに感じるオオミズアオがいた。6月の勤務休憩中に目の前に強風で転がってきたまだ羽化したばかりかなあと思うくらい触覚も羽もとても綺麗で、お腹もカイコのようにぷっくりしてとても可愛い顔立ちのオオミズアオに初めて出会えたのだけれど、二度目の今回は逆で尾羽？もちぎれていて色も全体的に黄色っぽくくすんでいて、お腹もぺったんこ、触覚はやや垂れ下がっている。大きさや形状、模様はオオミズアオそのものだけれど、寿命間近っていう感じだった。オオミズアオは口が退化しているため、羽化後は何も食べず一週間という短い命。短い命であり、夜行性の蛾のためあまりお目にかかれない。なので、今年は2回も出会えた事はなんだか嬉しいし、貴重な感じがする。

壁にくっつく力は残っていつつ、その姿に短い命の時間を精一杯、一生懸命に生き延びてきたのだなぁと思う。

今年に入り二度目のオオミズアオ