日曜日朝つけた、TV。
普段は見ることはない番組を、何気なくみていると。
癌患者さんの闘病の様子だった。
身内をこの春、癌で亡くしたところなので、
見るのをやめようと思ったが。
まだ若い33歳の男の人だった。
わが息子たちと同じような年頃。
頭髪は、治療のためだろう。まだ生えそろってないくらい。
1人暮らしで、仕事は休職中。
傷病手当だけで暮していて、大変そうだった。
これじゃあ、治るもんも治らないだろうとさえ思った。
見ていて、とてもつらくなったのだが。
契約社員から、正規の職員になれるチャンスも
闘病のための休職期間が長いので、
アルバイトにされてしまうかもしれない状況だった。
静岡の若い癌患者さんを対象にした病院の
ソーシャルワーカーに相談に行って、事情を相談し、
現在の状況、これからの見込みを文書にして提出した。
それで会社も見通しがたったのか、
復職がかなったと、報告されていた。
よかった~。
ほんとによかった。
彼は、アミューズメント施設ではたらいているのだが、
ほんとうに好きな仕事で、
復職できて、とても嬉しかったと
崩れるような笑顔で、言っていた。
お客さんに、楽しんでもらえるように現場に気配りして、
楽しそうにお客さんと話す笑顔が、印象に強く残った。
本当に、良い笑顔だった。
好きな仕事をもって、従事できる喜びは、
何物にも代えられないだろう。
名誉やたくさんのお金を得られるわけではないけど、
それよりも大切なものが、
仕事を愛する人には、あるんだろうなあ。
きのう帰宅する車の中から、タオルを頭に巻いた若者が見えた。
嬉しそうにコンビニで買ってきたのか、手に白いレジ袋。
これから、仲間と休憩タイムらしい。
笑顔の若者には、良き仕事仲間がいるのかもしれない。
若者たちの自然な笑顔は、
私みたいなシニア世代には明るい光のようだ。
しかし、派出所に襲撃した21歳には、
そんなふうに、笑顔がこぼれる日常はなかったのだろうか。
弱者を狙って襲う、その行為は、
暴力をつかってのおぞましいくらいの身勝手さとしか、思えない。
大事件になる前に、何故未然に防げなかったのだろうか。
残念で、たまらない。
私の故郷の事件だけに、一層身に沁みる。