その内の想いを聞き取れないのは

あちらなのか

こちらなのか

もしも枠が別の形だったなら

害されるのはどんな者たちだろう

空っぽだと侮っているその内には、あまりにも広大な世界がある

大きな大きな悲しみと

大きな大きなやさしさと

ごく普通の我が儘も

ごく普通の弱さも

圧倒される強さも

ひっそりとそこにある
じりじりした一刻一刻や
小さな優しいハプニングや
まだ何も決まってない瞬間
それが歓喜の時をより眩しくさせる
制御出来ないもので散々痛い目見てきたはずなのに
それって不良品とどこが違うの?
ヒトが作ったものにヒトが捕まってる
笛吹きに連れられていくのはだあれ?

様々な出来事が、様々な思いが
混じりあって、融け合って、消えずにこびりついて
時に憎んで怖れて軽んじて
その中で、家族だったり、仲間だったり、尊敬も生まれたんだな
どちらもある
悲しいことに
嬉しいことに
これだけ暦を重ねれば、366日だいたい誰かの命日で誰かの誕生日だ
悼んでいいし祝えばいいと思う
「明日は」なんて諦めてないで
今日が終わるギリギリまでは
次の瞬間にはいいことあると思いたい
夕暮れ やがてカラス
どこかの家の夕げの匂い
くうと鳴くおなか
生きてれば当然 だから
卵焼き食べてからあげ食べて
お陽さま昇って
夕焼け溶けて
またおなか空いて
どうしようもないことも
まぜこぜな気持ちも
斜め後ろに引き摺って
おなかが空いて
卵焼き食べてからあげ食べて少しだけ泣いて
どうしようもないことも
まぜこぜな気持ちも
斜め後ろに引き摺りながら
どこへも行けないけど
どこまでも行ける