羽田空港 のD滑走路を海から眺めるという、
題して「フォト・ヨコハマ2011記念 特別航路クルーズ~間近で見る!羽田空港新D滑走路 洋上撮影会」
という画期的な(?!)ツアーが、JTB主催で2月10日に行われたので、参加してみました。
羽田空港のD滑走路といえば、
少し前のNHK番組「ブラタモリ」で、タモリさんがD滑走路の上を歩きながら、
知られざる裏側を説明していました。
その中でも印象的だった話が、D滑走路は海岸線と並行に作られていて、
陸地と多摩川の下流の両方にかかっています。
そして、多摩川の流れをせき止めないように、滑走路の多摩川にかかる部分だけ、
「橋げた」方式になっているのです。
これを洋上から見ると、滑走路の右1/3くらいが埋め立てられていて、
左2/3、つまり多摩川にかかる部分は橋の下のように、
何本もの柱で支えられているのです。
なので、このツアーでその部分がつぶさに見えたのには感激しました。
ツアー当日は、それほど寒くもなく(これがあとで後悔することになるのですが・・)
クルーズ日和でした。
出発地は横浜みなとみらいの「ぷかり桟橋」。
インターコンチネンタルホテルの裏側にある、シーバスの発着所です。
ツアーに参加した大きな目的は、羽田空港D滑走路の写真撮影なので、
撮影場所を確保しなければなりません。
船に乗り込むやいなや、屋上デッキへ上り、
最前列の場所を確保。
さて、道中は京浜工業地帯でも眺めながら海風に吹かれて・・・と
出発まではのんきなものでした。
船はグングンと速度を上げていきます。
考えてみれば、2月の海、それもかなりのスピードで走る船の屋上。
寒くないはずがありません。
もう、指はかじかんで、シャッターを押す感覚がほとんどマヒ状態。
耳も凍りつき、頭にフードをかけても突風ではがされます。
しかし、私はひとりで参加したために、
席取りができず、そこにとどまるしかありません。
もう、京浜工業地帯とか、諦めました。
とにかく羽田へ着くまでに体を温めよう、と
両手を股間に挟み、体をちじこまらせて、なんとかしのぎました。
さて、無事、羽田空港沖に船は到着し、30分間の停泊タイムです。