お忙しいところ、恐れ入ります、8歳の息子の多指症について教えていただきたくメールいたしました。右手は拇指多指症、左手は拇指低形成です。先天性心疾患があり、昨年手術して心臓の状態が安定したので、手の手術の許可がでました。心臓の主治医に、心臓を診れる病院でオペをした方がよいと言われています。多指症は、２本同じくらいの大きさです。親指側の指が動きますが、短くて先が細く、爪がありませんし、血管が通ってないのかいつも冷たいです。小指側の指は、爪があり、形がよいのですが全く動きません。根元から骨が分かれているらしく、2本合わせるなら複雑な手術になると言われましたが、もし手術後、今より機能が落ちてしまったらと考えると不安です。（左手の拇指があまり動かないので唯一ものをつまむことができる指です）親としては、見た目をよくする手術で機能が落ちるリスクが少しでもあるなら、動かない方の指を単純にとってしまうだけで良いのではないかと思うのですが、これは素人考えでしょうか？先生のご意見よろしくお願い致します。
メール拝見しました。
母指多指症の手術についてですが、単純に切除するか二本を合わせる手術をするかはケースによって違ってきます。文面から判断する限りは二本合わせられるのなら合わせたほうがいい印象を受けます。母指は動きが悪くても他の指の動きで代償できるのであまり問題ありませんが、欠損するとか小さいとかだと結構不自由です。ですので母指に関しましては見た目の大きさが機能的にも重要です。心配ならば整形外科の中でも手外科が専門で上肢の先天異常を扱う医師のセカンドオピニオンを求められたほうがいいかと思います。
手の外科病院一覧を貼っておきます。参考にしてみてください。（これ重要⇒手の外科専門の医師の診察を受けないと意味はありません）