今日は2018年1月のBurrn!に掲載された、METALLICAのカバーストーリーの中の、RIDE〜、MASTER〜、JUSTICE〜アルバムの制作に関わった、フレミング・ラスムッセン氏のインタビューから特に印象に残った発言からヒントを得た。


 
〜ラーズとジェームズは絶対的に音楽の才能があったね。
 だけど、クリフも、やはり選ばれた人間だった…。
 ひとたび彼が口を開くと、誰もが耳を傾けた。バンド内では一番学のある男で、クラシック音楽の素養があった。口数は少なかったが、喋る時には必ずといっていいほど大事な内容だった。
 彼には、ジェームズやラーズと同じやる気やエネルギーがあったわけじゃなかった。
 彼はもっと肩の力が抜けていて、クールで、感情を抑え気味だった。
 それがバンドの独創性を支えていたのだと思う。
 クリフは、彼独自の個性を反映させる曲を書いていたし、ラーズやジェームズの、ずけずけ物を言う賑やかな性格とも、うまく釣り合いが取れていた。
素晴らしいバンドというのは往々にして、メンバー間の素晴らしい相性、お互いの間にあるヴァイブが基になっているものだ。
 METALLICAでは、メンバー4人がお互いに影響しあっていて、それが興味深い。

 それは、各人がそれぞれの楽器をいかに巧みに演奏するか、という事ではない。
 傑出したプレイヤーが集まったスーパーグループでも、やってることは大体が退屈だったりするだろ?
 
 メンバーが史上最高のプレイヤーであることは、必ずしも素晴らしいバンドの条件にはならない。



 バンドの中で、クリフにはクラシック音楽を学んだという経験や指向性があって、クリフらしい個性をバンドの音に反映させるという事は、2ndアルバム以降、バンドに他とは違う孤高性を生み出すきっかけになった。

 冷静にバンドを俯瞰し、ラーズとジェームズが作り出す楽曲に、コンダクター的な視点からクリフの個性を加える事で、組曲のような大作主義的な作風になっていくのである。

 性格の違いを受け入れることは、まずお互いを尊重する感覚が無ければならず、お互いの立場に対する理解も必要、

 それぞれがそれぞれの役割りを最大限につとめあげる情熱、

 そしてそれらをまとめて上げるリーダーシップ

 目標に対する共通認識を持っていること、

 上手くやることよりも、自分らしくやること、


 こういう事って、バンドだけじゃなく、

 仕事でも家庭でも同じだなあー、って思うわけだすよ。