私には高1と高3の娘がおります。

長女は音大の付属高校に通っており、

昨日実技の卒業試験でした~。

専門はピアノ。

彼女が小学4年生の時、

それまで通っていた進学塾を続けて中学受験をするか

塾はやめて、3歳から続けてきたピアノの道に進むか

どちらか一つを選ぶことに決めました。

両方できるような器用な子ではありませんでした。

マイペースでのんびりした長女は

「う~ん。。。お勉強も得意じゃないし。。。」

「でもピアノもなぁ。。。」

と長く首をかしげて考え込んだ後、

「ピアノにしようかな。。」

小さな声でそう言いました。

お世辞にもピアノに向いているとは思えない子でした。

そんな彼女が昨日は立派にモーツァルトとショパンを弾ききって
私は胸いっぱいで涙が溢れました。

絶対この曲だ！とピンと来て選んだにも関わらず

なかなかしっくり来なかった「ソナタK.310」（モーツァルト）と
卒試にはこれと決めていた「アンダンテと華麗なる大ポロネーズ」（ショパン）

ショパンは先週・先々週の試演会ともに大惨敗だったので、

私も聞くのが怖かった。。

ミスはあったものの、彼女らしい透明感のある音色で、

とても楽しそうに、幸せそうにピアノを弾く姿を見れて

「ここまで来たかぁ~・・・」

と感無量なのでした。

小4の、あの決断が間違っていなかったかもしれない。

と思えた瞬間なのでした。

付属高校なのでこのまま大学に進むこともできましたが、

今年秋からロンドンの音大に進学することにしました。

彼女がずっと望んできた夢の第一歩。

まだまだ始まりです。

大好きなリースづくりをしながら、

家に響く彼女のピアノを聞ける日々もあと半年。
大切に・・楽しみに♪

そうそう。
今、「さよならマエストロ」というドラマを放映中ですが、

撮影は娘の学校です。
見慣れた校舎がたくさん映って、

これまた思い出になります(*^^*)

写真は護国寺。

学校から近いので昨日はフラっと寄ってみました🎵

娘の卒試