想い事
記憶はいつも曖昧だから 記録しながらその瞬間を それでも歪む想いも あるだろうど 出来る限り正確に 出来る限り丁寧に 生きた言葉を記したい 振り返ればそれだけで アタシの物語を 読むことが出来るから アタシの書く理由なんて それで充分なんです
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vol,4留まらない思い

一見ね

派手でチャラ×2してそうで

なのにナマリ丸出しの

実は素朴で冴えない

暖かいヤツ

知り合ってから約1ヶ月

毎日×2

メールで他愛もない会話して

毎日×2結局電話くれて

お酒飲んで酔ったら

必ず電話くれて

声聞きたいって言ってくれて

落ち込んだ時も甘えてくれて

毎週×2一誘ってくれて

帰りは必ず送ってくれて

そのあとのフォローも凄いマメで゙

何でも話しやすいって

言ってくれて

引きずる子が居たけど

こうして飲んでる方が

楽しいって言ってくれて

具合悪い時も

アタシを頼ってくれて

アタシが熱だせば

真っ先に連絡くれて

行こうかって言ってくれて

アタシが悪酔いしたら

飲み会ぬけてまで

わざわざ迎えに来てくれて

ちょっとあの子に巻き込まれ

過呼吸になった日も

そのことなんて知らないのに

あの子よりも真っ先にアタシの

誤解を解こうとしてて

頼むから側にいさせてって

家の前でずっと待ってて

彼氏でもないのに

お前の気持ち

考えてなくてゴメンなって

もう絶対

こんなことしないからって

どういう意味かわからないけど

一生懸命謝ってたね

その流れで巻き込むのが嫌で

アタシが縁を切ろうとしても

怒りながら

俺は仲良くして行きたいって

最後まで言ってくれて

あんまり寄り添ってくれるから

ほんの小さな火種だったのに

9年ぶり

まだ2度目の片想いなアタシは

慣れてないもんだから

自惚れの引き金をひきかけた





だからね

田舎の駅の夜中のホーム

電車待ちながら鳴った電話で

キニナルコガデキタ

って相談された時は

きっと酷い顔をしてただろうな

ホームに

誰もいないことを確認して

ズブズブ床にしゃがみこんだ

知ってたはずなのにね

ほんとに単純に

スゲーいい奴

優しくて優しくて

ただ優しいだけ

何にも悪いことしてないもの

好きだと言われた訳でもないし

仲のいい兄弟みたいにじゃれて

家族みたいに大事にしてくれた

アタシの経験と常識のものさしで

勝手に図って

勘違いしかけただけのこと








本当はね

寝てなんかいなかったんだ

何時間も念入りに

掃除機かけて

軽く水ぶきしたりして

そうこうしてる間に

時間が近付いて来たから

慌てて若干遠いスーパー走って

ターメリックとガラムマサラは…

頭のレシピフル回転で

あれこれ放り込んだカゴは

どっから見ても

分かりやすいカレー色

少しだけ自慢の

ルーを使わないカレーなら

無難で作り慣れてるし

急いで作れば間に合うし





「アタシが食べたかっただけ」

なんてよく言うよ

2時間前から煮込んだくせにwww

少しだけきれいな

部屋着に着替えて

鏡に映る自分に

らしくないなと苦笑い

もう結果なんて分かってるのに

時々覗く乙女な自分が

うっとうしくて堪らなかった







久々の割にはご機嫌な香りに

鍋をまぜながらひと安心




「有り合わせで適当に

 作ったカレーならあるけど?」




通訳が必要なくらいの

だけどアタシの精一杯の素直



「いいよ×2俺は、

 悪いし気にしないで」




恐る×2必死で

伸ばした手の先には

鍋にいっぱいの

手付かずの想いが

溢れそうだったwww






「食べたい」






それだけで良かったの










その一言で











報われたのに













知ってるよ、まっすぐだよね

知ってるよ、

まみれてないものね

だけどあんまりきれいだと

上手な嘘がつけない分

ちゃんと優しくて

ちゃんと残酷ね











人の心はうつろいやすく

確かにアタシもアナタも

うつろいで来たから

何度となく

愛したり愛されたり。

それはとても自然で

それは良くあることで

誰も責めはしないだろうし

あるいは仕方のないことだけど

本当は皆ほんのわずかでも

揺るがない何かがあって欲しいと

期待する気持ちもゼロじゃない



素敵な期待を口にしづらい

それが普通の現代だから

何だか少し悲しくなるよ

しょうがないけど

寂しくなるよ













せっかく美味しく出来ちゃった分

余計に一人で食べるんじゃ

あまりにもグッとくるからwww

いつものあの子に助けてもらい

気持ちいいくらいに

当然のごとくいろいろごと

平らげてくれた

一緒に笑い飛ばして

くれたもんだから

おかげで少し

バカバカしく思えたよ



ありがとね

時々姉御な妹よwww



想い事-2008121009580000.jpg

リクミィ1

vol.3*今

風が吹くのを待っていた

飛べるかどうかは

自分次第なのに

なかなか晴れない

空のせいにして

本当は吹かないことを祈ってる



本当にそんなにも自分が嫌い?

「そんなことないよ」

誰かに言って

欲しいだけじゃないのかい?



今すぐ死ねよ

死ねないのなら生きてみせろ

生まれた時から

アタシ達は不公平だから

許されてる平等なんて

それくらいなモンだろ?



並べたご託なんて

守ってくれやしないから

未だに胸は痛むだろ?



周りを見渡してごらん

ここがどこか分かるから

寄り添う影を追ってごらん

自分に重なることもあるから



アナタが望む場所や

アナタが欲しがる愛情に

アナタは相応しいアナタですか?

アタシとアナタは背中合わせ

表と裏でありながら

案外同じ物だったりするね



取り巻く人や風景が

自分を映しだしてたよ

今いる場所や誰かに

不満を覚えて居るのなら

アタシもまた

今は其れが相応しいのでしょう



偽りと言い訳は

やがて足かせにさえ成れど

何も生みはしないから

できる限り少ない言葉と

限りなく白に近い思いを連れて

毎日毎日一つずつ

ゆっくりだけれど丁寧に

自分の碧さを塗り潰すことで

描いて行くしか

出来ないんだろうな




アタシは天才肌じゃない


無様にもがきながら


丁寧に生きて行こうじゃないか