ATCホールで開催された近畿デンタルショー2015に行ってきました。
デンタルショーとは数々の歯科医療メーカーが合同で開く最先端の歯科医療機器、材料等の展示会です。
ここでは歯科医師、衛生士、技工士にとって有益な情報が数多く集まっています。
その中でも私が特に注目しているのはCAD/CAMに関係する機器、材料です。
（CAD/CAMとはコンピュータを利用し，設計（CAD）・製造（CAM）を一貫して行う技法のことであり、自動車等を含む製造業で既に広く活用されています。
それを歯科の補綴物（詰め物や被せ物）に応用する技術の研究が進み、最近では一部で保険が適用されるまで発展してきました。）
一通り見て周った感想としましてはCAMに当たるミリングマシンでは多様なメーカーから出展されており、切磋琢磨しているという雰囲気が感じられました。
ただ、その内容が同時に○個までset出来るだとかコンパクトで設置場所に困らないだとかで肝心の適合精度についてしっかりとした説明のあるところが無かったのは気になるところです。
一方でCADに当たるソフトウェアとスキャナーでは3-shapeがとにかく強い。規格オープンだから成せるのかどうかはともかく、使いやすいですもんね。
義歯用のチタンプレートのデザインをデモンストレーションしている所があったのですが自分の不勉強ゆえにあまり理解できなかったのは勿体無かったなと思います。
材料の方は見慣れた物から費用対効果的にそれってどうなの？と、思うようなサンプルまで多くあり、これも非常に興味深かったです。
特にグラデーションの架かっているハイブリッドレジンブロックで一度は製作してみたいものです。
CAD/CAM関係以外にも技工士にとって馴染みのあるワックスやら研磨剤やら色々展示してあって非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました。
来年もまた来たいです。
Aさん