空の青と白のコントラストが
くっきりと。
美しいすぎる。
明らかに台風の影響。
数日前の空とは
何かが違う。
今日は、私の恩師のところに顔を出してきた。
自立型の老人ホームにいるのだが
過去何回か入院して病院にいたり
前回だったか
『特養に入れるように手続きしてもらってる。やはり、何かあったときにすぐに気づいてもらうためには、特養じゃないとね』
って言ってたから
はっきり、今どこにいるかわからなくて
いないかもしれないから
手ぶらでブラーっと行ってみたら…
いました。
しかも、前より若返ってない！？
洋服がおしゃれ！
今までグレー系の地味な服が多かったけど
今日は、ブルーとグリーンがきれいなお洋服で
素敵！
って思った。
そして、若い！と。
おいくつに見えますか？
息子の字の良いとこをみつけて褒めてくれる図
私たち兄弟もそうやって育ててもらいました。
子供の頃からお世話になってる習字の先生なのです。
夏前に105歳になられました。
うちのおばあちゃんが
今日お誕生日で92歳になって
もうダメだー、ダメだー、って言って
たしかに、ぐんと元気がなくなってきている。
ガトー専科さんのケーキにした
2人の年の差は13歳。
一回り違うわけだけど
断然、105歳が元気！
耳は遠いが、
言葉ははっきりしてるし
滑舌もよい。
身なりも素敵！
帰り道に息子が
『(うちの)ばあちゃんより
お話しやすかった。
言ってることが、よくわかった。
元気だったね！』
って言ってたw
帰り際
息子の手をとって
人生の大切なことを教えてくれた。
『いっぱい、食べて
いっぱい、寝て
いっぱい、遊んで
いっぱい、学ぶ。
これが、人生の秘訣よ！』
繰り返し、繰り返し、息子に伝えてくれた。
きっと、これが
先生の生き方で
若さの秘訣。
『次は来年かな？
また、来年も顔を見せてね！』
と息子に声をかけて
見送ってくれた。
もう100歳越えてるんだし
きっと、元気ないだろう
弱ってるだろう
体調大丈夫かな…
どこかでそんな風に思っていた。
それは、余計なお世話だったし
私の思い込みそのものだった。
元気に年を重ねてる人はいる。
100歳越えたって
おしゃれして
いきいき暮らすことはできる。
先生は、ずっと、一人暮らしだ。
(自宅暮らしの時もそうだったし
老人ホームに入っても、個室だし、プライバシーが守られている。)
『たぶん、
ちょっとした困難があるから
元気に長生きできてるんだと思うわ。
お布団整えるのも
誰もしてくれないから
自分でやるしかないでしょ？
それがいいのねぇ』
改めていろんな生き方があって
歳の重ね方があることを
見せてもらった。
先生に出会った頃、
もう32年も前の話だが
すでに先生は70を越えてたけど
いきいきしてて
カッコいい女性だった。
77歳の誕生日を
スイスのアルプスで過ごすと言ってて
本当に実現してた。
それが、先生の初海外旅行だった。
頸椎を痛めてなかったら
きっと、今でも行きそうな勢いだ。
きっと、これからも
憧れの女性であることに
変わりはない。
顔を見れたことが
ありがたかった。
行ってよかったと思えた場所。
会えてよかったと思える人。
そういう大切なものを
いくつ持てるだろう？
今日も月が美しい。
wai