私が中学生の時、初めて経験したお引越し、関東から関西へ。車で5時間の距離。
当時所有していた父の車は新車のセドリック。一方、母が乗っていたのは、10年以上も使用した軽自動車。こちらの軽、エアコン無し。窓なんて、ぐるぐるして開けるタイプのかなり古い車。しかもカセットも壊れていて音楽も聞けない。ダメ押し。
この2台を陸送業者に頼み、関西まで運転していってもらったらしいです。
ある日、陸送バイトの男の子2人の前に出されたのは、裏返した2枚の紙。好きな方を取りなさいと、上司が言ったそうです。それぞれが裏返してみると、片方はセドリック。片方はエアコンも効かない軽自動車。完全に当たりとハズレ。
昔の車って、スピード出すとピッコンピッコンと音が鳴ったんですよね。その軽自動車は、超低音で「ブッボー、ブッボー」と鳴る車たったから、ハズレを引いたバイトのお兄さんは、真夏に窓開けて高速道路走りながら、永遠にブッボーという音を聞いていたことになります。かわいそう。