食事後…

くつろいでいたら、えーーーっ…な事が。


飛行機がまず、凄く揺れたのです。ガタガタ音を立てながら。これは、よくあるから、私は全く気にもならなかった。ただ、それよりも、ハンチャのリバースが気になるので、その準備をしていた。


そうしたら、いきなり、いきなり!

凄い勢いで、高度が下がっていくのです。あの、エレベーターに乗っているような、フワッとしたいつもの緩やかなものじゃなく、どんどん下がるのが分かったのです。


機内は、悲鳴にかわり、ハンチャも叫び始めて、大丈夫だから!と、言いつつ私がいちばん、アカンかも…と思い、夫に飛行機、墜ちるかな?と言ったら、黙って何も言わなかったから、そう思ってるんや…と察した。


ビュンビュン、どんどん下がりつつも、なんとなく…上へいこうと頑張っている感じもあったから、私はてっきり、コックピットが乗っ取られたのかも…と思っていたのです。


通常は、こういう時は、キャプテンからアナウンスで、大丈夫です…直ぐに抜け出しますから!とか、入るのに何も入らなかったのです。


これは、墜ちる…

もうすぐ酸素マスクかな?とか思いながら、ハンチャに大丈夫だから。と言って、おちつかせていたら、あちこちから、神は偉大なり…と、お祈りしている声も聞こえるし、キャーッと叫びまくる声やら…。


私は、墜ちた時に身元の確認にならないかな?と思いながら、スマホを胸に入れて、ハンチャをかばいながら…夫は目を瞑ったまま静かにしていたから、そっとしておいた。どんどん下がっていき、墜ちるなら早く…と思っていたら…


いきなり、また上へどんどん上がっていくのが分かったのです。


キャプテンのアナウンスが入り、急降下には触れず、もうすぐ着陸しますって。(笑)


えっ…?となりながら、着陸します…のアナウンスから、またえらく長い時間がかかったけど、車輪が出る音がしたので、ホッとした。


そして、タッチダウン。

皆が、一斉に拍手をしていて、それぞれに、助かった!死ななかった!墜ちなかった!と言っていた。


私は、ホッとし過ぎて、泣いてしまった。💧