明日が父の命日のためか
子供の頃のことを思い出していました。
小学生の頃、夏休みが近づくと
音楽の先生から、、
「夏休み祖父母の田舎(韓国)に帰る人たちは今流行っている日本の歌を歌ってほしいとリクエストされると思いますので、ぜひ覚えて歌って差し上げてください、、」
と、言って、、
その日から一ヶ月ほど音楽の時間に歌ったのが
瀬戸の花嫁
でした、、
もうすでに流行りの歌ではなかったのだけど、、
当時の韓国ではまだ日本語が禁止されていて、日本にまつわるあらゆる情報が遮断されていました。
ところが、当時の人々は日本のことが知りたいのでした。なぜなら、
多くの人は日本の統治下を日本人として教育を受け暮らしてきて、ある日突然解放を迎え、日本に関するものから遮断されたので、
やはり、、気になるのでした。
今の日本はどんな感じだろう、、、と、、
それで、一番わかりやすいのは何が流行ってるかを聞くことだったのだと思います。
それを知っていた音楽の先生は先手を打ってか、
私達を、、教育???したのでした。
先生は、
「間違っても、、、
ピンクレディー、、なんか、
披露してはいけませんよ、、!
そんなことしたら、、
日本はどうしちゃったのだろうか、、と、
驚いて
ひっくり返ってしまいますからね、、」
と、真剣な顔で、言われていました。笑
先生が言われた通り、、
夏休みに田舎に行くと
必ず、、
周りの大人達から
流行ってる日本の歌を歌ってごらん、、
と、言われました。
そのたびに、
瀬戸の花嫁、を、披露すると、、
涙を流す人もいて
毎日のようにリクエストされたのを懐かしく思い出しました。
先生は、「瀬戸の花嫁」が韓国人の心に響くことを知っていたのでした。
それにしても
小学生が揃って
音楽の時間に
瀬戸の花嫁、を、練習していたとは、、
笑いがこみ上げてきたのでした