まきです。
今年の1月に実家の売却が決まり、
昨日まで慌ただしく引き渡しの準備をしてまいりました。
そしてついに準備が整い、
実家の物が全て空になりました。
増改築を繰り返していた我が家。
築38年になります。
玄関を入るとこの廊下が見えます。
サザエさんのお家みたいにまっすぐの縁側。
父のこだわりで、
洋間の代わりとして設計してもらったそうです。
子どものころ、ワックスのかかったこの廊下を、近所の友達と
「スケートだー」
と、靴下に穴があくまで滑りました。
ここの部屋にはかつてピアノが置いてありました。
座敷には暖房器具を長い間置いてなかったので、冬場の練習は辛かったなぁ。
火鉢の炭火で暖を取れと母に言われたっけ。
今なら突っ込みいれますが、
子どもの頃って、親の言うことに疑問が湧かないんだよね

不思議ー!
増築して出来た母のための洋間。
母がここで洋裁をしていました。
趣味のフォークダンスのスカートを、
縫って縫って縫いまくっていたっけなぁ。
二階の和室。
ここの部屋の押し入れの奥には
隠し部屋があるのでは?と、
子どもの頃妄想し、勝手にひとりで怯えていました

ははは。私って痛いわぁ。
6畳だったのが、小学6年の頃に9畳に増改築されて、
クーラーもつけてもらい、私の城になりました。
おかげで思春期は、なかなか茶の間に寄り付かなくなったんだよね。
部屋から見る夜景が絶景でした。
台所の床は、母が亡くなった後、父が母の弟と直しました。
今回、床下をあけたら、
母が漬けた果実酒が発掘されびっくり。
10年以上前のものなので、破棄しましたが、懐かしかったです。
たくさんの思い出があって
いいことにもそうでないことにも、
感謝しか湧いてきません。
次に住むご家族が
きっと
私たち以上に大切に住んでくれると思っています。
私たちの家に
38年間の感謝と
次のご家族にうんとかわいがってもらってねと言って
鍵をかけました。
不思議と寂しい気持ちは欠片もありません。
たくさんの方に
「寂しくなるね」
と声をかけていただきました。
ありがとうございます。
でもね、
こういう出来事も、
捉え方でいかようにも感じ方がひろがるんだと体感しました(^з^)-☆
新しいご家族の子どもたちが
私が通った坂道を
「なんでこんなに急な坂道なんだよ」
と言いながら登るんだろうな
と想像すると、笑みがこぼれます。
実家から高校がとても近かったので、
自転車で坂道を下るとき、ブレーキを3回しか使わず、ペタルもひと漕ぎもしないと決めて猛スピードで登校していました。
大変危険なので、母がよくご近所の方に注意されていました。
新しいご家族の子どもさんもやるかしら?
そう考えると、ワクワクします。
夏には市内の花火大会が一望できるので、
よく瓦屋根にのぼり、楽しみましたので、
次のご家族もぜひその楽しさを感じて欲しいと思います。
古い我が家は
たくさん手を加えなくては住みにくいかと思います。
しかも、雪が降ると乗車したタクシーから途中で降ろされてしまうそんな不便な場所です。
でもきっとそれを楽しんでくれる方が
見つけてくださったんだと思っています。
仲介してくださった不動産屋さんに感謝です。
大事に管理してくれた両親に感謝です。
楽しい環境を築いてくれたご近所さんにも感謝です。
感謝しか湧いて来ない私と父は
本当に幸せものだと思います。
みなさんありがとうございました。