先日、芦屋市にお住いのNさんから貴重な書籍を頂いた。
「小説 伊勢物語 業平」 である。
むかし、和歌で「みやび」を体現した男ありけり。
美麗な容貌と色好みで知られる在原業平の一代記。
千年前から読み継がれる歌物語の沃野に分け入り、小説に紡ぐことで、日本の美の源流が立ち現れた。
これは文学史上の事件である。 (帯より)
作家 高樹のぶ子氏の力作である。
伊勢物語は日本文学史上、もっとも愛され読み継がれてきた百二十五章段からなる歌物語と言われるが、私は読んだことはない。
退職後、滋賀県の老人大学で二年間文学コースを学んだ時も縁がなかった分野である。
125章45ページに及ぶ大作を読み終わるまでにはまだ時間ががかるようだが、日本の記念碑の一つと想い、読み続けたい。
右 夢うつつ
きみやこし我やゆきこむおもほえず
夢かうつつかねてかさめてか
左 紅葉の錦
ちはやぶる上世も聞かず竜田川
唐紅に水くくるとは


