土作りのざっくりなやりかた2
土作りのざっくりなやり方1のおさらい
○市販の培養土20ℓ800~1500円ぐらいのものと、パーライトと腐葉土を使う○
でしたね。
ここで、パーライトと腐葉土という2つの土の役割を簡単に説明します。
<パーライト >=水はけ(排水性)、風通し(通気性)をよくする土
<腐葉土 >=水もち(保水性)が高く、土壌をやわらかく改良するのに大活躍する土
←タキイとかサントリーとかいうのが付くと、ついつい引かれてしまう・・・。ブランド力よ(;´▽`A``
培養土、パーライト、腐葉土、
この3種類の土を使って、花の種類、花の置き場所(植え場所)によってそれぞれの土を作ります( ´艸`)
①場所別
A 家の中(=観葉植物が中心。ムレない土)
培養土9:パーライト1
B 家の外、鉢植え(=花が中心。水の乾くスピードを抑えれる土。)
培養土そのまま使う
C 家の外、花壇(=栄養化が高く、水はけのよい土)
培養土8:腐葉土2
D 家の外、壁掛け(ハンキング)(=軽くて乾きを抑えれる土)
培養土5:腐葉土1:パーライト4
②性格別
A 水遣りをよくしてしまう人(=乾きやすい土)
培養土+パーライト1~2割り
B 水遣りを忘れちゃう人(=乾きにくい土)
培養度+腐葉土1~2割り
以上。これぐらいできれば、最初は十分かなと
初心者の人はあれこれ手を出さないほうが無難です。色々理解できてから、次のステップへ行こう。
※特徴が強い、ラン類や山野草、盆栽、サボテン等の土に関してはここでは省かせていただきます。
基礎知識1 いい土とは
①風通しがいい土(通気性がよい)
②水はけがいい土(排水性がよい)
③水もちがいい土(保水性がよい)
④肥料を保てる土(保肥力がよい)
以上4点を兼ね備えている土
基礎知識2 土の種類
種類 | 特 徴 |
赤玉土 | 火山灰土の赤土を振るって粒状にしたもの。水はけや水もちが良い。通気性、保水性に優れ一般的。2~3年毎にかえる。 |
黒土 | 関東地方地方に分布する火山灰土、 有機質に富み保肥力が良い。リン酸が乏しい土です。腐葉土やピートモス、砂を配合して使う。 |
桐生砂 | 保水効果に優れ、観葉植物や山野草や東洋らんの土に。鉄分を多く含む。水もちや通気性がよく、鉄分を多く含む。鹿沼土や軽石など水はけ、通気性の良い土と配合してロックガーデンに使う。 |
鹿沼土 | 弱酸性で赤玉土と同じ性質をもち、保水性・排水生があり、挿し木・さつき・つつじに |
軽石 | 通気性にすぐれ、俗に言うゴロ石。大きな軽石を器にして植栽しても。 |
ピートモス | 腐葉土より細かく、水苔が堆肥、発酵分解したもの。ブルーべりーに使う。コンテナの土や花壇の改良土として利用します。酸性の強いものは苦土石灰でph調整をする。 |
腐葉土 | 落ち葉を腐らせたもので保水性・通気性・保肥性に富み、土壌を柔らかくする改良土。 赤玉土と混ぜてつかわれます。 |
バーミキュライト | ひる石を高温で焼いたもの。保水性・通気性に富み、清潔なので挿し木に。保水性があるのでコンテナガーデンにもよく使います。 |
パーライト | 光沢が真珠ににているので、パーライトとよばれるそうです。保水性・通気性に優れ軽いのでコンテナ用にも使います粘土質の改良に使います。 |
赤玉土7~6:腐葉土3~4の比率で合わせた土をベース(基本土)とします。これに元肥などを加えるだけで、ほとんどの植物に対応できます。
このベースに改良用土、調整用土を加えて市販されている培養土のようなマイブレンドを作ってみましょう。
ブレンド例は出来上がりを10として単品を組み合わせる方法と、あらかじめベースを作っておいて、それに単品をプラスする方法で紹介しています。
専用の土入れスコップかカップを用意して1すくいor1カップで計量するとブレンドしやすいでしょう。
●コンテナ用の土をブレンドする
一般的な草花栽培用のコンテナ用土を作ります。
ブレンド例…
黒土:赤玉土:腐葉土:バーミキュライト=1:5:3:1
さらに、元肥としてマグァンプKをプラス…
またはベース:バーミキュライト=9:1+元肥
黒土を赤玉土に変える、水を遣っていて、どうも渇きが早いと感じる方はピートモスを加える、反対に湿りがちだと感じる方は川砂を加えたり黒土・腐葉土を減らすなどして、少しずつマイブレンドにしていきます。
●ハンギング用の土をブレンドする
ハンギングの場合、まず軽さが要求されます。
そこでベースの赤玉土7~6:腐葉土3~4の赤玉土をバーミキュライトやパーライトといった軽量のものに置き換えていき、さらに保水性も考え、腐葉土だけでなくピートモスを加えます。
ブレンド例…
赤玉土:腐葉土:ピートモス:バーミキュライト:パーライト=2:2:2:2:2 +元肥のマグァンプK…
またはベース:ピートモス:バーミキュライト:パーライト=4:2:2:2+元肥
●ハーブ用の土をブレンドする
乾燥気味の土を好むものが多いので、ブレンドも水はけの良いものにします。
ブレンド例…
赤玉土:腐葉土:パーライト=6:3:1
またはベース:パーライト=9:1
さらに乾燥を好む性質のものには、川砂をブレンドします。
ミント類は、通常のコンテナ用土で良いでしょう。
●野菜用の土をブレンドする
肥沃で、保水・保肥性に優れ、空気をたっぷり含んだフカフカの土にします。
黒土:赤玉土:堆肥:腐葉土=2:3:3:2
またはベース:黒土:堆肥=5:2:3
コンテナで野菜を栽培する場合は、黒土の量が多いと目詰まりを起こしやすくするので、赤玉を多めに調整します