アシモフによれば、ゴーギャンは売れない時期、パナマ運河の工事現場でひたすら掘削工事に従事していたことがあるという。

 

 朝5時半から夕方6時半までひたすら肉体労働。

 

 炎暑、豪雨、蚊の大群……この現場における死者数は2万5千人だったというから、ゴーギャンのタヒチの絵画がこの世に存在しなかった可能性もあったわけだ。

 

 もう一つ。こちらはスエズ運河。

 

 ヴェルディの傑作オペラ『アイ―ダ』は、この運河の開通記念の一環として建設されたオペラ座の杮落しとして作曲された。

 

 パナマとゴーギャン、スエズとヴェルディで覚えましょう!

 

 

最新刊「旅から生まれた名画」

「カラヴァッジョと惨劇のローマ」(文藝春秋)

「メディチ家12の物語」(光文社新書)2刷

「名画で読む 音楽の秘密」(祥伝社)~読売新聞美術展ナビでの連載を書籍化

「ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)36刷

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「ロマノフ家12の物語」(光文社新書)14刷

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「プロイセン王家12の物語」(光文社新書)6刷

「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫) 22刷

「怖い絵 死と乙女篇」(角川文庫) 15刷

「危険な世界史 血族結婚篇」(角川文庫)27刷
『名画の謎 ギリシャ神話篇』(文春文庫) 7刷

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「 名画の謎 陰謀の歴史篇」(文春文庫) 3刷
「印象派で近代を読む」(NHK新書)11刷
「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 19刷 etc.

数年前にアップした笑える話の再録です。

 

・ 「部長、成長しましたね!」
 
 ーー言われたほうは絶句でしょうね。笑えます(泣けます?)

・ お客からの電話に対しては、

 「お宅はなにさまですか?」

 ーー噴きます。

・教授の退官記念パーティにて、学生が恩師に向かって曰く、

 「枯れ木も山の賑わいですね」

・葬儀にて。

 「御遺族は今、悲しみのズンドコに沈んでいます」

 でもこういうのは、単に言い間違いないし言葉の意味を知らないというだけですけど、だいぶ前ですが、わたしが実際にテレビで聞いてのけぞったのは、マラソン中継でのれっきとしたアナウンサーの一言。黒人選手についてこう言っていました。

 「彼はアフリカではインテリとされているそうです」

 そういうあなたは日本「では」インテリだけれど、海外ではお馬鹿?と逆に聞きたくなりました。無意識の差別、恐るべし。

 

 

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 ある会合での話。

 

 父親が第二次世界大戦中の日本軍の士官だったという方が、こんな話をーー

 

 各地から召集した新兵を訓練する演習で、根性のないひとりを怒鳴ったら、「もうあきまへんわ」。

 

 吹き出しそうになるのをこらえるのが大変だったらしい。

 

 あとからその人は、関西人はいかん、やっぱり北海道や東北の人間のほうが骨がある、と述懐した由。ちなみにその方は道産子。

 

 私も初めて関西へ行った時、電車の中で普通の人が全員漫才師かと思ったことがあったなあ。広島へ行った時には女子高生まで「仁義なき戦い弁(?!)だと一瞬驚いたことも。

 

 ワンダフルワールド♡

 

 

☆拙著一覧

最新刊「旅から生まれた名画」

「カラヴァッジョと惨劇のローマ」(文藝春秋)

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不穏な世の中にもやもやする今日この頃ですが、ちょっと笑ってみませんか?

 

下らないと言えば確かに下らないのですけど、ま、見たらきっと笑えますよ~

私も何度も繰り返し見て、アハハと声を出して笑い、なんだか新たなエネルギーをもらえました。

 

やっぱり、人間、笑わなくっちゃね♪ 

 

【神回】洋楽なのに日本語にしか聞こえんの意味わからんw

 

 

☆講演予定

・6月27日(土)抗加齢医学会総会(横浜パシフィコ内)

 

☆拙著一覧

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もうすぐ拙著『旅から生まれた名画』が発売です(6月26日)

 

旅から生まれた名画 | 中野 京子 |本 | 通販 | Amazon

 

表紙はアラビア民話かな、と思ったら大間違いですよ~ 意外な国のお話し、意外な国の絵画作品です。

 

本作は集英社のサイトで1年半以上連載したものです。その時読んでくださっている方もいらっしゃると思いますが、ぜひ一冊になったものを手に取ってくださいませ。

 

コロナ以来、さっぱり旅行に行かなくなった私ですが、空飛ぶ絨毯があれば遠くへ行ってみたいなあ。乗り心地はあまり良さそうではないけれど。。。

 

 

☆講演予定

・6月27日(土)抗加齢医学会総会(横浜パシフィコ内)

 

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「西洋絵画のお約束」(中公新書)8刷

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 ピカソは、イメージと違い、ずいぶん迷信家だったという。

 

 十年、愛人として生活を共にしたフランソワーズ・ジローによればーー

 

・毎晩ベッドに帽子を投げ、所定の位置に落ちないと、家族の誰かが早死にすると大騒ぎ。

 

・フランソワーズが室内で傘を広げると、夫婦で部屋をぐるぐる回って「トカゲ,トカゲ」と声に出して言わねばならなかった。

 

・食卓にパンの丸いほうを上に置くと、家族全員に禍いが起きると激怒。

 

・旅行どころかピクニックに行く時でも、まずは全員で出立するスタート地点と決めた部屋に集まらねばならなかった。これは先妻のロシア人オルガの影響だったという。

 ロマノフ家最後のツァーリ一家がまさにこれをやっていましたね。でも彼らの最期は…… 拙著『ロマノフ家12の物語」をぜひお読みくださいね!

 

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 マイケル・ジャクソンがビリー・ジーンでムーンウォークを披露した時は、衝撃でしたね!

 

 私は何か床に仕掛けをしてあるのかな、などと思ってしまいました。

 

 さて、そのビリー・ジーンを、おむつをした赤ちゃんが踊るyoutube があって、超絶かわゆいので楽しんでください。以下

Bing 動画

 

 

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以前、友人が猛烈に怒って電話をくれたことがあった。職場の同僚が、彼女の机の上にあった資料を勝手に上役に提出したとか、そんなようなことだった。彼女としてはまだ未完成で見せたくなかったものだったのに、同僚は親切でやったつもりらしく、お礼を言ってもらえるという態度だったらしい。

 

 どうしてくれよう、と怒るので、一発殴ってやれば、と答えたのでした。

 

 このように世の中には余計なことをする人が一定数いる。私が最悪と思ったのは、フォーサイスの短編に出てきた殺し屋。

 

 主人公は人妻と恋愛関係を結ぶが、彼女は夫を裏切れないと去っていった。主人公は考えに考え、殺し屋を雇い、その夫を殺してくれるよう依頼する。

 

 ミッション、コンプリートの連絡がきて礼金の話などをした後、ついでのようにその殺し屋は主人公にこう言ったのだ ーーーー 男を殺して立ち去る時、そいつの女房と顔を合わせてしまい、ついでに彼女も殺したけれど割増金は請求しないでおきましょう。

 

 

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 エットーレ・スコラ監督の『ル・バル(=ダンスホール)』をご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。かなりマイナーな作品です。

 

 1983年制作作品で、私も映画館では見ておらず、ずいぶん経ってから近所のビデオ店(後にDVD店)で借りて鑑賞しました。もうそのお店自体がなくなってしまったし、見る機会もなくなったなあと思っていたら、なんとアマゾンでDVDが販売されていました。ラッキー!!

 

 というわけで、原稿締め切り間近も何のその、到着したその日にさっそく見ました。前に見た時よりもずっと面白く感じたのは、私が人生経験を積んだ?からかな。

 

 舞台はパリの下町の小さなダンスホール。若くない男女が集まってきて、さまざまな感情の交流をします。台詞は一言もなく、ダンスや目配せやボディランゲージで十全に語られます。しかも時代は1936年から1983年という長いスパンなので、ダンス音楽の変遷もわかります。

 

 さらに男女10人くらいずつの役者は、時代が変わるごとにさまざまな役を演じ分けるのです。そこには愛があり、裏切りがあり、別れがあり、戦時の恐怖があるのですが、何よりの時代の変化は、二人で踊ったり大勢で踊ったりするダンスによって得ていた肌感覚による人間的交流が、一人で好きなように踊って満足するというダンスの形に変わったことで、消えてしまったということです。

 

 残るのは凄まじい孤独です。「この孤独を現代人は克服できないのではないか」という索漠たるラストの余韻が強烈でした。ぜひ多くの人に見てほしい。

 

 

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