原題 「The Notebook」 2004年・アメリカ
生涯をかけて愛し合ったふたりの物語。
あまりにもピュアで、切ない。
見ている途中から、感動して涙が少しこぼれました。
私はあまり恋愛ものの映画は好んでは見ないほうなので、この映画のことを初めて知った当時も、最初はあまり
興味がありませんでした。
なんていうか、人間の弱さや哀しさなどのダークな部分を描いたドラマ映画が好きなので・・・・。
でもあまりに評判が良いのと、予告を見たときの映像の美しさに惹かれ、見てみることにしたんです。
最初このポスターを見たとき、この可愛い女の子だれ??って思いましたw
なんだか少女みたいに見えて・・・・。 レイチェルはいろんな顔ができますね。すごい女優さんです。
あらすじは、
療養施設に暮らす初老の女性は、アルツハイマー病によって過去の思い出を失ってしまっている。
そんな彼女のもとに、デュークと名乗る男性が定期的に通って、とある恋の物語を読み聞かせてやっている。1940年、ノース・カロライナ州シーブルック。家族とひと夏を過ごすためにこの土地にやってきた良家の子女、17歳のアリー・ハミルトン(レイチェル・マクアダムス)は、材木工場で働く地元の青年ノア(ライアン・ゴズリング)と恋におちる。しかしアリーの両親は2人の交際を認めず、夏の終わりと共に彼らの仲は引き裂かれた。アリーは学校へ、ノアは勃発した第2次世界大戦へ出兵。ふたりの恋は終わったかに思えたが、アリーを忘れられないノアは・・・・・
上の写真は、出会った頃のふたり。
私のように、恋愛ものはあまり見ないなーというかたに、ぜひ見てもらいたい作品です。
とってもとっても感動します。
小説を映画化したものですが、結末やストーリー展開は多少予測できますが、何より描写がとっても美しい。
そして、レイチェル・マクアダムスがアリーをいきいきと演じていて、見ていてとっても爽やかです★
この写真なんか、花を髪に飾って、とっても南部の女性らしくて可愛いです。
最近、個人的にレイチェル・マクアダムスが出演している映画の記事が多いです。偶然なんですけどね。
映画の話に戻りますが、この映画を簡単にまとめてしまうと「身分違いの恋の行方」になってしまうかもしれま
せんが、この作品はとっても深いです。
昔のアメリカ南部独特の背景や、初恋がどれだけ人生において大切な宝物なのか、アリーの揺れる心の描写
や、ふたりが湖に繰り出すシーンや、ラストに近いシーンでのなんともいえない美しい深紅の夕日のシーン、
お互い忘れようと一生懸命努力しても、本当の自分の「想い」を振り切ることができず葛藤する心や、献身的とも
いえるあまりにもピュアな愛情、すべてが、まっすぐ、見ている人に意味を与えてくれる、素晴らしい作品です。
この映画に出ているときのライアンはとてもかっこよかったです。役に染まっていて、とても良かった。
ノアがアリーのために家を一から建てる場面や、シーツを巻いただけの姿で大好きな絵を描くアリー、両手で
持ってもこぼれてしまうくらいのノアからの手紙、どのシーンも綺麗で、せつなくて、なんてステキな映画を見て
いるんだろうと、見ているそばから感動します。
ふたりが雨に打たれながらも夢中でキスをする場面は、映画とは思えないくらいのすごい迫力で、とっても綺麗
でした。
ノアがアリーのために自分で建てた家。 アリーの理想の家について語っていた頃を思い出しながら。
現代を生きる私たちは、少しピュアさが欠けてしまっているところが多いと思います。
人はもっと、純真でいい、思うままでいい、本当に愛する人がいたら、どんな障害があっても貫いてもいいのでは
ないかと、問いかけられたような気がします。
若いころのふたりも素敵ですが、やっぱり長年連れ添った老夫婦に敵う愛はありませんね。
「ビッグ・フィッシュ」を見たときも思いましたが、やっぱり何十年もかけた愛を持つ人たちには、かないません。
ここまで愛してくれる人がもしいたとしたら、幸せですね。
とにかく感動する映画です。 描写もとっても美しいので、癒しを求めているかたにもおススメの作品です。
私はDVDでよく見ています。
実際にカップルを演じたレイチェル・マクアダムスと、ライアン・ゴズリングはこの映画の共演がきっかけで、
しばらくの間、交際していました。
2005年のMTVムービーアワードでは、その年の「ベストキス賞」に選ばれ、映画のキスシーンを再現してくれ
ました。ふたりとも潔すぎて、かっこいいです★
感動できて、なおかつ私たちに生涯をかけて愛する意味のヒントを授けてくれるような映画です。
おススメです。 ぜひ一度ご覧ください★