皆さん、こんにちは。今日は「聞くと自殺したくなる曲」として有名な『暗い日曜日(Gloomy Sunday)』の都市伝説を紹介します。
この曲は1933年にハンガリーの作曲家レズ・セレス(Rezso Seress)によって作られました。しかし、この曲が発表された後、実際に多くの人々が自殺したとされており、いくつかの国では「放送禁止」になったこともあります。
果たして、この曲には本当に「死の呪い」があるのでしょうか?
◆ 『暗い日曜日』とは?
『暗い日曜日』は、元々失恋と絶望を歌った悲しいバラードです。歌詞は次のような内容になっています。
• 「世界が暗く、愛する人が去った」
• 「この悲しみの中で、生きる意味が見つからない」
• 「だから私は死を選ぶ」
この歌詞が原因で、曲を聴いた人が自殺してしまうという噂が流れました。特に、ハンガリーやアメリカでは、この曲を聴いた後に自殺したとされる事例が数十件報告されたのです。
◆ 『暗い日曜日』にまつわる実際の事件
【事件1】 ハンガリーでの連続自殺(1930年代)
この曲が発表された直後、ハンガリー国内で自殺者が急増しました。
特に、次のような事件が起こったと報告されています。
• ある女性が、この曲の楽譜を握りしめたまま遺体で発見された
• 男性が、カフェでこの曲をリクエストし、聴き終えた後に拳銃自殺
• ある家庭では、ラジオでこの曲が流れた直後に一家心中が発生
この異常事態を受けて、ハンガリー政府はこの曲の放送を禁止しました。
【事件2】 BBCによる放送禁止措置(1940年代)
この曲の噂はハンガリー国内だけでなく、アメリカやイギリスにも広まりました。
特に、イギリスのBBCは「この曲には自殺を誘発する可能性がある」と判断し、ラジオでの放送を禁止しました。
アメリカでも、「この曲を聴いた後に自殺を決意した人がいる」という報告があり、しばらくの間、公共の場での演奏が禁止されることになりました。
【事件3】 作曲者の謎の死(1968年)
この曲を作ったレズ・セレス自身も、自殺で亡くなったことがさらなる恐怖を呼びました。
彼は1968年、ブダペストのアパートから飛び降り自殺を図りました。彼は一命を取り留めましたが、病院で自ら首を絞めて死亡しました。
彼の死は、「曲に呪いがかかっていた証拠なのでは?」と囁かれるようになりました。
◆ なぜ『暗い日曜日』を聴くと自殺したくなるのか?
『暗い日曜日』に関する都市伝説は、いくつかの仮説によって説明されています。
① サブリミナル効果説
この曲のメロディーやコード進行には、人間の脳にネガティブな影響を与える特定の周波数が含まれているのではないか、という説です。
特に、「低音の重いピアノ」と「ゆっくりしたテンポ」が精神を不安定にする可能性が指摘されています。
② 集団心理説
「この曲を聴くと死にたくなる」という噂が広まることで、曲を聴いた人が実際に強い絶望感を感じてしまうという説です。
人間は、あることを強く信じると、それが現実になることがあります。「この曲は呪われている」と信じてしまった人が、精神的に影響を受けた可能性があります。
③ 本当に呪われている説
この曲が発表される以前から、「この世には存在してはいけない旋律がある」と言われており、『暗い日曜日』は偶然その旋律に触れてしまったのではないか?という説もあります。
また、「レズ・セレス自身が何かの儀式を通じてこの曲を作った」と考える人もいます。
◆ 『暗い日曜日』は今でも聴けるのか?
現在では、YouTubeや音楽配信サービスで『暗い日曜日』を聴くことができます。
ただし、聴いた人の中には…
• 「なぜか涙が止まらなくなった」
• 「聴いた後、強い倦怠感に襲われた」
• 「誰かに見られているような感覚になった」
といった報告をする人もいます。
◆ もしこの曲を聴くなら…
『暗い日曜日』は現在でも聴くことができますが、もしあなたが試す場合は以下のことを心に留めてください。
✅ 歌詞の意味を考えすぎない
✅ 体調が悪いときは聴かない
✅ 夜中や暗い部屋で聴かない
この曲が単なる都市伝説なのか、それとも本当に「呪い」があるのかは分かりません。
しかし、もし聴いた後に異変が起きたら…それは偶然でしょうか?
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『暗い日曜日』は、単なる悲しい曲ではなく、実際に自殺者が続出したことで「呪われた曲」として語り継がれています。
この都市伝説は、音楽の持つ不思議な力と、人間の心理が生み出したものかもしれません。
もしあなたが今夜、ふと『暗い日曜日』を聴きたくなったら…
その選択が、最後の夜にならないことを願います。
それでは、また次回の「都市伝説」でお会いしましょう。
今夜、あなたの耳に流れるメロディーには、気をつけてください…。
