昨晩、原因不明で亡くなった凜乃介くんへ、昨晩の状況とパパの感情を書きます。


ごめんね。大事な時に側にいることができなくて。昨日の夜、お腹がパンパンなのに、うんちが出にくいから溜まっているのかと思い、真実ちゃんに綿棒浣腸をお願いして、そのまま薫ちゃんを連れて寝室に行ったことを後悔してもしても仕切れません。思えば、熱が下がり出した時や嘔吐した時に毛布でくるんだり、暖かい飲み物をあげるのではなくて、もっと早く救急車を呼んでいればと思うと後悔しても仕切れません。

あの時、自分自身が何を思っていたのかはわかりません。信じたくはありませんが、救急車は面倒だから自分達でなんとかしようと思ってしまったのかもしれません。

真実ちゃんが叫んで、廊下を走って来た時に一瞬だけ、目に映った凜くんの顔はぐったりしていて、一生頭から離れません。離す気もないです。

真実ちゃんが、看護師だからと人工呼吸と心臓マッサージを任せてしまったことも後悔しています。その場では適切な人がやった方がいいと思っての行動でしたが、今思えば冷たくなっているであろう凜くんに触れるのが怖かったのかもしれません。

救急車を呼んで、AEDを取りに走ってる間、凜くんというワードしか頭に浮かばず、無我夢中でした。救急隊員が来てくれて心臓マッサージをしてくれた際に、薫ちゃんが起きたので一緒に様子を見ながら病院へ行く準備をしていた際に、凜くんはその場で息を吹き返して、病院へ入院するんかな、何日ぐらいだろうと考えていました。暖かいよって真実ちゃんも救急隊員も言うてたので、助かるのだと確信していました。

まみちゃんが救急車に乗って、行った後に親に電話をして、真実ちゃんからの搬送先の連絡を待ちつつ、少し落ち着いて、準備をしてからタクシーで向かいました。

タクシー車内では、凜くん大丈夫かなと思いながらも、何日ぐらいで帰ってくるのだろうと考えていましたが、思えば不安で薫ちゃんを強く抱きしめていました。

病院へ着いた後、場所が分からなくて守衛さんに教えてもらい、凜くんの下に向かいました。その時点ではもう回復してるけど、真実ちゃんが対応していて、連絡がないのだと思っていました。ですが、薫ちゃんに道中、泣き声で凜くんを応援してあげてねって言っていたので、もしかするとと言う気持ちが自分の中にあったのかもしれません。

到着後、項垂れている真実ちゃんを見て、やっと凜くんが本当に危険だと言う事を実感しました。今まで、ラッキーに託けて来た人生で初めて、これは危険だと思いました。真実ちゃんに声をかけて、一緒に座って凜くんを応援しました。なかなか出てこない凜くん、奥から聞こえる女性の機械音に真実ちゃんが、心臓マッサージの機械が作動する音だとボソッと言ったのが聞こえて来て、寒気がしました。何度も何度も奥から聞こえてくる音に、凜くん帰ってこい、凜くんいつまで粘るねん、凜くん根性なしなんやから機械に従ってさっさと戻ってこいと口に出していました。

両親が到着したら少し気が紛れました。親がくると少し安心感があるのは歳を取っても同じなようです。救急隊員が何時に呼吸が止まったかを仕切りに聞いてきました。真実ちゃんにいつまで処置するかを医者が判断するためと聞いた時に、体が震えました。諦めずに、戻ってくるまで一緒でも続けてほしい、適切な使い方ではないけども、この時間が一生続いてほしい、凜くんが生きている世界線の確率が少しでもある時間が続いてほしいと願いました。

先生が出てきました。真実ちゃんに医学的に説明しているのを横で聞きながら、上の空でした。医学的に帰って来られない、強心剤を入れた、一瞬戻ってきたけど、戻って来れなかったと言う言葉がほんのり聞こえてきて、ふと意識が戻ると、医者が真実ちゃんに立ち会うように伝えて、呼ばれる前に体が前に動いて私もと言っていました。どうせ呼ばれるのに、すぐにでも貴方に会いたいと思いました。

まみちゃんと父と部屋に入った時にすぐには姿は見えませんでした。真実ちゃんが先に見えて、叫ぶのと同時に貴方の顔が見えて、全て理解しました。貴方の顔は少し紫に腫れている箇所がありましたが、穏やかに眠っているようでした。貴方の頭を撫でた瞬間に立っている事が出来なくなり、泣き叫びました。私が絶叫しているので真実ちゃんや父は泣くことができなくて申し訳なかったと思っています、何度も絶叫しながら顔や頭にキスをして嘘よ嘘よ嘘、凜くんはね生きてるんだよ嘘よ嘘よ嘘よと叫び続けたのを覚えています。何度も何度も叫び誰かに肩を抱かれながら先生のが綺麗にしてくれると伺い外に出ました。外でも