なんで貴方なんだろ
なんで好きになっちゃったんだろ

私の好みからは
掛け離れた貴方

煙草は吸うし
女好きだし
子供っぽいし

好きになる要素
一つもないのに

でもやっぱり
貴方を好きなんだ

信じたくないけど
貴方を好きなんだ


なんで貴方なんだろ
なんで好きになっちゃったんだろ

貴方を知れば知るほど
ダメだって危険信号出てるのに

鼓動は早くなるし
赤い顔を隠してるし
それでもホッとしてる自分がいるし

好きになる要素
一つもないけど

やっぱり好きなんだって
自分の気持ち変えられないことわかってる
なんでだろう
貴方のことずっと気になってた

だから、
「好きなんだ」って自覚したときも
すんなり心の中に貴方が入ってきた

なんでだろう
決まっていたのかな?

私は貴方を
好きになる運命なんだって…

毎日メールを送ります


一日に、たった一瞬でも

私のことを思い出してほしいから


毎日メールを送ります


貴方のこともっと知りたいし

私のことも知ってほしいから


だから今日も

窓の外に広がる青い空を見つめながら

送信ボタンを押しました

何を期待していたんだろう
貴方は何の躊躇いもなく
NOと言ったのに
メイクして
お気に入りの服を着て
何もせずに一日中外を眺めてた
でも、何も期待しちゃいけなかっんだよね
だって貴方は何の躊躇いもなく
NOと言ったんだから…
プラス思考でいきましょう

例え、逢う時間が
短くなっても
今まで以上に
貴方との時間を
愛おしく感じれるわ

プラス思考でいきましょう

例え、逢う回数が
減ってしまっても
今まで以上に
貴方と次に逢うことが
楽しみになるわ

マイナス思考な私は
貴方とのことだけは
プラスに前を向いていきたい

プラス思考でいきましょう

そうしたら私たち
きっと今まで以上に
愛し合えるわ…
貴方が
「送ろううか?」
と、言ってくれたけど
私はそれを
頑なに拒んだ

だけど、もし
二人きりだったなら
私は困り果てながらも
首を縦に振っていただろう

もし、二人きりだったならの
話だけれど…
立ち止まる、振り返る

夜の道
私は眼鏡を外す

ぼやけた世界が
私の心に陰を落とす

貴方はいない
貴方を探さない

そう思っても
振り返る私は愚か

長い道
私は眼鏡を外す

緩んだ涙腺が
私の瞳を熱くする

貴方はいない
貴方を見ない

そう思っても
立ち止まる私は愚か

何故貴方なの?
何故私なの?

誰に問い掛けても
その声は夜空に熔けて…

帰り道
私は眼鏡を外す

浮かんでは消える
貴方の笑顔

貴方はいない
貴方を愛さない

そう思っても
痛む胸を握り締める

私は、愚か…
貴方の左手の薬指
銀の指輪がキラキラ光る

そんなに
微笑まないで

この胸が
張り裂けそうだから

お願い
微笑まないで


貴方の携帯のディスプレイ
可愛い笑顔がキラキラ光る

そんなに
微笑まないで

私に
微笑まないで

この涙が
枯れ果ててしまいそうだから


出会うのが
遅すぎたの?

気付くのが
遅すぎたの?


どんなに考えても
過去は変えられなくて

どんなに願っても
貴方との未来はなくて


この胸が
張り裂けそうなの

だからお願い
そんなに微笑まないで…
私の知らない歌を
貴方が口ずさんだ

私はそれだけで
その歌を好きになる

貴方を通り抜ける
その歌を好きになる…

「貴方に会えるかもしれない」

そんなことを思いながら
あの場所へと行った

だから、貴方に会えなかった帰り道が
私を憂鬱にさせる


「貴方に会えたかもしれない」

そんな後悔をしたくなくて
あの場所へと行った

でも、貴方に会えなかった帰り道は
少し私をホッとさせた