さくらの日記 ~高齢不妊治療の記録~

さくらの日記 ~高齢不妊治療の記録~

治療を始めてはや5年。気が付いたら、41歳になりました。
もうあとちょっとだけ、頑張ろうかな。

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ご無沙汰しています。

ずいぶん長い間ブログを放置していましたが、中途半端な内容のままで終わっている事がずっと気にはなっていて、久しぶりに書いてみることにしました。

 

タイトルにも書いてある通り、私たち夫婦の不妊治療は終了しました。最後の通院は2015年9月です。なので、正確には1年4ヵ月経った事になります。

 

流産後、あと1回でも移植したいと思って採卵を試みていたんですが、なかなか思うように卵も育たず一度はLHが高すぎて仕切り直し、その次は採卵するも変性卵に終わり...と限界を感じていました。

 

それでもまだ採卵を、と思い病院へ行っていたのですが...なんだろう、もう気持ちがついていかなくなったというか、気持ちの糸がプツリと切れたと言った方が良いのか、心も体も病院に行くという事自体に拒絶反応をおこしたような状態になり、採卵周期のD9というまったく区切りも何もない中途半端な時を最後に私の治療は終了しました。

 

次の通院日ももちろん予約しており、明日は病院という日の夜、「行きたくない。」という気持ちが膨らみ、夫に話したら「行きたくないのなら行かなくていいよ。」と言ってくれ、そのまま病院へも行かず、です。

 

まるで登校拒否のこどもか、出社拒否のサラリーマン(そんな人いない??)が無断欠席するかのような最後でした。

 

そんな終わりを迎えたわけですが、意外と気持ちはすっきりしていて、ずっと何かに縛られていた状態から解き放たれて今は心が少し軽くなったかな。

 

 

 

治療を終えて1年4ヵ月。

夫と二人、なんとか仲良く過ごしています。子ども連れの家族を見たり、不意に赤ちゃんに遭遇したり、なんて場面でも心がぐらつく事は少なくなった気がします。

 

ただ未だに慣れないのは、「妊娠したよ。」と奥さんが旦那さんに妊娠を報告するような場面や(そうそう出会わない様に思えますが、意外とある。)、出産後に二人で涙している場面。二人でテレビを見ていてそんな場面に遭遇すると、まだ心が痛み、鼻の奥がツンとします。

 

不妊治療はやめても、子供が欲しい、欲しかったという気持ちはこれから先も消えることはないと思います。これから先も時折、心がチクリとする時はあるんでしょうね。いつかそんな気持ちが懐かしく思える日がくるのかな。

 

 

書き始めたら長くなってしまいました。

 

治療を終えてからの気持ちというか、日々思うことが色々とあるのですが、また次に書けたらなと思います。次がいつになるかは分かりませんが...

 

 

皆様のもとに幸せが訪れますように。