思い込みと過去の記憶のつながり | 花緒no心理学ブログ

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ものの見方転換アドバイザー、心理カウンセラー花緒の、昔話分析
ウェブサイト http://hanaoplanning.com/

 

人間は真っ白な状態で生まれ、そこからさまざまな体験をして育ちます。

周りの環境やかかわった人たち、読んだ本や見た映画、学校、会社・・・・たとえ双子で

あっても、中身がまったく同じ人は誰一人としていません。

さまざまな経験や思いのそれぞれが一滴一滴のしずくになって、自分の中に溶け込み、

化学反応を起こしたり反発したりしながらも、それが混ざり合ったものが「自分」。

 

これ自体に、よいも悪いもありません。

 

あなたは唯一無二の存在です。

 

誰だって、よいところも悪いところもある。

だれかのためによいことをする善の心も、

いけないこと、ひどいことをしてしまう悪の心も、

みんなそれぞれが持っています。みんな同じ。ほかの人が気づかないだけで。

 

自分が「出来が悪い」とか、「何の価値もない人間」だなんて、思わないで。

それは、あなたの「思い込み」にすぎない。

 

生きる意味や自分の価値は、これから自分でみつけていける。

あなたはいつだってスタートできるんです。

スタートラインに立っている。

今日スタートできなくたって、後ろに下がるわけじゃない。

昨日と同じように、スタートラインに立っているだけなんだから、落ち込まなくてもいいんです。

 

それでもあなたがもし、スタートしたいと思うなら、なにかを変えたいと思うなら、

一歩踏み出してみよう!

勇気がいるけど、大丈夫。だってあなたは強いから。

 

 

自分に自信が持てない。Aさんはそう言いました。

はた目からみたら普通にやっているように見えると思う。でも本当はそうじゃないんだと。

お話をしていくうち、彼は小さいころ、よくひとつ年上の兄と比べられながら育ったことが

わかりました。お兄ちゃんはできるのにねぇ、なんでなのかしらねぇ。

大好きなお母さんから発せられた、悪気のない、なにげない言葉でしたが、幼い彼の

心に大きな影響を与えたのです。そのこと自体は記憶から長らく忘れ去られていましたが、

心が受けたショックだけは潜在意識の中に根強く残り、自分はだめだと思うようになった

のでした。大人になった今、彼はそれが自分の「思い込み」であったと知り、その呪縛から

解き放たれたのでした。

 

「カウンセリングを受ける」ってなかなか人に言えませんよね、頭がおかしくなったと

思われてしまいそうで。

Aさんは別に悩んではいませんでした。ただ、なんとなく自分に自信が持てなかっただけで、

そんなの普通に誰にでもあることだと思っていました。

そのとおりです。みんなそんなもんです。

でも、その原因がわかって、自分を縛っていた縄がひとつほどけて自由になれたら、

もっと楽に生きられると思いませんか?

カウンセリングとか、セラピーとか、言い方はたくさんあるけど、複雑怪奇な現代社会に

おいて、よりよく生きるための「ライフハック」なんです。

 

いつも同じようなことで悩んでいたら、一度試してみてください。

きっと、新しいスタートが切れるようになります!