さて。
江差駅を出発して街中をめざし、 どんどん道を下ってゆく。
ずいぶんと海が近くに見えてきた。 空の青、 海の青。
右奥に見えるのは 鴎（かもめ）島。 予定では、 歩いて１周することにしている。
一人で知らない街を歩き進む。 帰りの列車の時間、 大まかなアクセスさえ頭に入れておけば、 あとは気ままに歩いてゆく。 この楽しさ・わくわく感たるや・・・。 予定を立てないからこそ、 出逢う景色、 人、 文化・・ すべてにより、 縁 を感じ、 偶然がもたらす力 を感じることができる。 旅はやっぱりよい。 できれば寅さんのように、 全国を放浪して生きていきたい。 今月はこちら、 来月はあちら・・・ 許されることなら、 ね。
海、 鴎島がどんどん近くなってくる。
それにしてもまだ誰とも会っていないぞ。
このシンプルさ。 それだけで十分さ。
土地が変わればこちらも変わる。
全国のマンホールの柄、 写真に撮ったらおもしろいでしょうね。 多分やってる人、 いそう。
さあ。
大きく右折すべき地点に到着。
この いにしえ街道 近辺は、 江差の特色を示す建物や文化が集積したスポットの一つだ。
ずっと道を下ってきて、 右折すると、 このいにしえ街道。
天気がよい。 心も晴れ晴れ。 さあ。 江差ってどんな所？ 勉強・体感 させていただきます！
つづく。
p.s
今、 渡辺一史さん著 『北の無人駅から』 を読んでいる。
北海道の大自然・開拓・農業などの背景に潜む苦労、 問題、 屈折・・・ 特に農業のところは、 農業に携わったことのない私にとって 一度読んだだけではなかなか理解できず、 読み進めるのに”体力”がいる。 でも、 勉強になる。 考える。 見方が変わる。