函館から列車で大沼公園駅に到着。 やはり小雨。




周りは緑。 森の中の駅。 函館市内と空気と時間の流れ方が変わる。











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まずは観光案内所のある大沼国際交流プラザへ。 駅のすぐ隣にある。 お手洗いもあるし、 ちょっと座って休憩もできるし、 もちろん情報収集もできる。 入口には土地の野菜も販売。 いいスポットだ。




小雨のため、 歩いて回る散策コースを教えてもらう。 前回のブログのとおり、 できればサイクリングで回りたかったのですが、 おてんとさまには抗えませぬ。 それでも、 諦めの悪い私は聞いてみた。 








Q:「ここから流山温泉へは徒歩圏内でしょうか」




A:「自転車で30分ほどの距離です・・・ 10キロ以上あります・・・」




Q:「流山温泉を通るバスはありませんか?」




A:「ありません」








仕方ない。 温泉へは後ほど列車で行こう。 






とぼとぼと歩き出し、 大沼公園散策 スタートだ。 温泉へは、14:01発の列車に乗ればいい。 それまで3時間ほどある。 森の空気をめいっぱい吸おう。






傘を差しながらの散策。 カメラを出す元気がどうも出ず。 その分、 歩くことに集中できたかな。






他に人は少なく、 さっき列車で一緒だった台湾観光客ツアーもどこへやら。 しっとりと、 横目に沼を眺めながら 森の中を歩く。 とにかく橋が多い。 もらった地図と照合しながら、 歩みを進めていく。






途中、 森の住人何人かに出会う。 カモ、鷲(?)、ビーバーのようなモグラのような小さなカワウソのようなかわいい子。 キミたち、 キミたちはこの森で、人間の手の届かない領域で、自然の摂理に従って生きている。 お邪魔させてもらいました っていう感覚。






森の中 湖月橋のたもとにひっそりと佇むレストランを見つけた。 ターブル・ドゥ・リバージュ
だ。






新富良野プリンスホテル、 倉本聰さんの森の時計
 を少し思い出した。 そんな雰囲気の素敵なお店。




いただいたのは、 ワンプレートランチ。












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スープカレーにニョッキ、数種類の野菜のピクルス、 そして生野菜。 珈琲もついて 1,300円。


おいしかった。 心地良かった。 ここで働きたくなった。









お腹が満たされたところで、 さらに歩みを進める。


うん? これはどっちに行くんだろう・・という場所に遭遇しにけり。 道にある地図標識を眺めていると、 そこへ台湾人の少人数グループがやって来た。 やはり同じ場所で立ち止まりにけり。






ガイドの方は日本語を話す。




私: 「この矢印はこっちの道?」 




ガイドの方: 「そうそう、 こっちこっち。」




私: 「だから、 元の場所に戻るには、 こっちってことですね。」




ガイドの方: 「そうそう。」






・・・ほんまかいな。 と思いつつ、 自分で判断した道を進むことに。 台湾の方々も、 ついてくる。 


あれ? あてにしないでよ? 間違ってるかもよ?  






なかなか元の場所に戻れない。 どんどん違う方向に進んでいる感覚有。 っま、 さきほど観光案内所で 「ちょっと分かりにくい道がありますが、 どう行っても帰って来られますから」 と言われていたので、 さほど危機感無。






それにしても、 そろそろ元の広場に戻っていいはずだ。 立ち止まって地図を見る。 あれ? ここ、 どこ? この橋、 渡ったよね?






台湾の皆さんに追いつかれる。 「迷ったみたいです」と私。 するとガイドの方は、 「あ、 ここまで来たら大丈夫、 私分かります」 と。 


「では、 一緒についていきます。」


 一か八か、 今度はこちらがついていくことにした。






しばらくすると、 車道に出た。 少しルートは変わったが、 駅に無事にたどり着いた。 ッホッ。






大沼公園駅に到着。 やっぱりいたんだ・・ と再確認できたほど、 再び台湾グループ、100名はいるかも、 が駅前に集合していた。






流山温泉
に行くために、 14:01の列車を待つ。


天候は、 変わらず小雨。 しかし、 小雨中の小雨。 あれ、 もしかしたら自転車乗れるかな。 学生時代はよく片手に傘、 もう片方の手でハンドル。 これで運転していたぞ。 あれ、 このやり方今は禁止になったんだっけ。 その前に、 そこまでしてサイクリングして、 楽しいか?






いや、 きっと楽しくない。 やっぱり列車にしよう。






大したことではありませんが、 このように、 旅はプチ選択が迫られることが何度かある。 それもまた、 旅の醍醐味なり。










これで、 ようやく流山温泉へ、 少しだけ遠回りになる列車で行くことで腹をくくる。 くくるってほどでもないのだが。











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