ロンドンリポート: 上昇気流に乗っているイマ熱いバンドたち - その1 | NMC - Music Recommendation and Discovery. Plus, more music from New Names.

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London, Hot Top Ten」のテーマでの更新を一年以上怠っていました。久方ぶりの更新!!

あまり知られていないインディーズ・フィールドのバンドをLondon, Hot Top Tenでは紹介してきましたが、今回は、飛躍が期待されイマ上昇気流に乗っているアーティスト/バンドだけをお伝えします。....Please enjoy!! 

紹介記事を後に掲載予定でいますが(そんな時間あるのか!)、プリティ・ヴィシャスは、BBCイントロチームが未契約の頃からサポートし、先日にメジャーレーベルと契約したばかりの、リアム・ギャラガーを崇め奉っているようなラッディズムを継承しているバンドです。そして、BBCイントロチームのプライオリティ・バンドです。2016年のサクセスが設定されています。
2015年3月22日追記、この記事を掲載後、プリティ・ヴィシャスSUMMER SONIC 2015に出演することを、Twitterのフォロワーさんに教えて頂きまました。来日公演が決まれば、私などの紹介記事は出る幕はないと思うので他に譲ります。サマソニのブッキング素晴らしい!!>




New Blood – No.728 Leon Bridges  (リオン・ブリッジズ) 

From: Fort Worth, TX, USA. 

Members: Leon Bridges (Singer-songwriter).

Style: Soul, R&B & Gospel. 
Doo-Wop. Vintage.


The buzz:: 

アメリカ合衆国テキサス州フォートワースから現れたオールドスクール・ソウル・シンガーのオン・ブリッジズは、時空を超えることの出来る機械を手に入れたタイムトラヴェラーかもしれない。


現在25歳であるブリッジズは、2014年12月にColumbia Recordsと契約を交わすまで、食器洗いなどの仕事をしながら、地元のバーで開催されるオープンマイクナイト(誰でも参加可能なステージ開放イベント)のショーでプレイしていた。そこで歌われていたのは、母親の洗礼についての歌‘Lisa Sawyer’である。パストラルなこの曲で、1950 年代後期から'60 年代のゴスペル由来のソウルミュージックの蘇生をブリッジズは試みていた。

いくたびかのステージを重ね徐々にファン・ベースを広げていた頃、テキサス州オースティンのアートロック・バンド、ホワイト・デニム(White Denim)のギタリスト、オースティン・ジェンキンス(Austin Jenkins)と出会う。ジェンキンスはブリッジズのパフォーマンスに感銘を受け、その才能に惚れこみ、ショーの後にレコーディングのプロデュースを申し出た。ブリッジズはこれを受け、すぐにレコーディングが開始された。プロデューサーにもう1人、ホワイト・デニムのドラマー、ジョシュア・ブロック(Joshua Block)も加わり、1940年代から'60年代の録音機材が備えられたヴィンテージ・スタジオでレコーディングされ、リリース可能となった最初の2曲が、‘Better Man’と‘Coming Home’である。

2014年10月11日、SoundCloudにこの2曲がドロップされる。これより僅か数日後、BBC Radio 1の大御所DJゼイン・ロウ(Zane Lowe)の番組でエアプレイを獲得する。つづいて、BBC Radio 1のヒュー・スティーブンス(Huw Stephens)の番組でエアプレイを獲得、両者の番組で定期的にエアプレイされている。11月28日にはヒュー・スティーブンスがNME 誌の“NME Radar”にブリッジズを紹介する。後にNME誌は、“NME Magazine '50 New Bands For 2015' ”のリストにリオン・ブリッジズを入れ、今年の注目すべきアーティストの1人として紹介している。


ちなみに、ゼイン・ロウよりも数日ばかり先に、リオン・ブリッジズの‘Coming Home’と‘Better Man’をSoundCloudからシェア拡散を促進したのは、人気カルト音楽ブログの“Gorilla Vs Bear ”である。

このように、オールドスクールなリズム・アンド・ブルース・ファンやオーソドックなルーツ・ロック・ファンからではなく、比較的若い世代のインディ・リスナーからリオン・ブリッジズは火がついたのである。前述の通り、この2ヶ月後にリオン・ブリッジズColumbia Recordsとサインする。

BBC Radio 1は15歳から29歳までの年齢層をターゲットにしたラジオ局である(実際の聴取者の平均年齢は33歳)。音楽の多様性が求められているBBC Radio 1では、さまざまなジャンルの音楽がプレイリストに入れられもするが、オン・ブリッジズの曲がエアプレイされる意味と波及効果、プレイリスト委員会並びにゼイン・ロウの意図を想像してみて欲しい。

アゲアゲなエレクトロニック・ダンス・ミュージック、アタックしてくるロック・ミュージック、偏差値が高いエレクトロニカ・ミュージック等々がプレイされるなかで、リオン・ブリッジズの歌が若い世代にとって如何に“新鮮”かは想像に難しくないだろう。

Better Man’や‘Coming Home’を聴くと、彼自身が、サム・クック(Sam Cooke)やオーティス・レディング(Otis Redding)やパーシー・スレッジ(Percy Sledge)の黄泉がえりであるかのようだ。現代に氾濫するモダンなサウンドプロダクションのポピラー・ミュージックが常套表現として捉えられ、不朽性が高いヴィンテージ・ミュージックの表現の中に清新の気を見る。この逆転現象を起こさせ、単なるレトロスペクティブさにはブレークスルーで時代対応をし、時代との整合性を図る。つまりは、時代を超越せしめるアーティストがリオン・ブリッジズなのだ。

ここで少し言い方を変えよう。
リオン・ブリッジズは、後期フィフティーズから前期シックスティーズのレトロなロックスタイルに“新鮮なタッチ”を与え、ロックンロールの本質に焦点を当てている。若いリスナーにこれがどう作用するか楽しみである。

リオン・ブリッジズ
のデビューアルバムは2015年夏にリリース予定。そのアルバムは「いくつかのバラードといくつかのロックンロールで構成されている」とオン・ブリッジズは述べている。楽しみである。


そして、私は明日、リオン・ブリッジズのロンドン公演にはせ参じる。楽しみ!!


リオン・ブリッジズのビデオをチェックしてください。










New Blood – No.729 Benjamin Clementine (ベンジャミン・クレメンタイン)

from: Edmonton, London,UK.( base of activities - Paris). 

Members: Benjamin Clementine (Singer-songwriter).

Style: Minimal, Expressionism, Deep Pop.

The buzz: Construction.







New Blood – No.222 Tobias Jesso Jr. (トバイアス・ジェッソ ・ジュニア)

From: Vancouver, British Columbia, Canada.

Members: Tobias MacDonald Jesso Jr. (Singer-songwriter).

Style: Piano-based ballads.

The buzz: Construction.

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New Blood – No.731 Black Peaks (ブラック・ピークス)

From: Brighton, Brighton and Hove, UK.

Members: Will Gardner (Vocals), Joe Gosney (Guitar / Vocals), Andrew Gosden (Bass / Vocals), and Liam Kearley (Drums).

Style: Post-hardcore, Math rock, A cross between aggressive hardcore, the grandeur of post rock and the atypical characteristics of math rock.

The buzz: Construction.

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New Blood – No.732
Pretty Vicious (プリティ・ヴィシャス)

From: Merthyr Tydfil, Wales, UK.

Members: Brad Griffiths (Lead vocals + Guitar), Tom McCarthy (Guitar), Jarvis Morgan (Bass), and Elliot Jones (Drums).

Style: Rock.

The buzz:: Construction.

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