私が、高校生の頃の話ですけど もうかれこれ60年も前になります。
私は、人性初のアルバイトに行きました。その アルバイトが終わるころ、
男の子に「付き合って!」と言われました。
私は、同級生たちが 男の子と付き合っていて、「この前、 家に来てくれた。」
「向こうの家にも行った。」 「向こうは、男兄弟なので お母さんがすごく喜んでくれた。」などが、
当時の女子高生の唯一の話題でした。
なので、私もそんな事がしてみたくて ためらいもなく「いいよ」と言いました。
私は、一応 親にも言っておかなくてはと思い 母親に言いました。
母が「良いよ 一度つれてきたら!」と言ってくれるものとばかり思っていました。
ところがですね。
夕食後、私は 父に、事務所に呼ばれました。
当時、私の家は 段ボールの町工場を経営していましたので たいそうにに事務所まで呼ばれたのです。
びっくりする事に、父は私の前で泣いたのです。
それも、「お父ちゃんは・・・・。」と 声を震わせながら泣きました。。
こんな泣き方を 「嗚咽をもらす」と言うのかな。
なんか すごく怖かったです。
「なんで!」 ただ 男の子と付き合うだけなのに・・・・!?
みんなとおなじように・・・・
私は、何が起こったのかも わけが分からず、ただびっくりして
その男の子には、家の外から電話をして断りました。
父は、その男の子が云々というよりは、私が誰かと付き合うのを反対していたと思います。
私は、父が泣くほどの事をしたのでしょうか?