こんにちは!

ぴろですニコニコ

 

 

前回の続きです。

 

 

元夫の仕事は激務でした。

自営業ということもあり、

しょうがない部分でもありましたが、

体調面においても、

やっぱり素直に心配していました。

 

 

 

仕事があるということは幸せなこと。

 


 

そんな風に本人も言っていたし、

実際そうなのだろうと思うところもあったので

それを素直に受け入れ、

 

そのために、

自分が子育ての負担を全部受けることも

しょうがないことだと思っていました。


 

 

とはいえ、どれも

 

『よき妻モード』の言葉なので、

本来の私は悲鳴をあげていました。

 

 



3人の子育てにいっぱいいっぱいなこと。

 

父親なのだから、子供と関われよ。という不満感。

 

自分なりの子育てをしたいのに、

横から意見を述べてくる義母。


自分の時間がない。



夫の実家だったので、ご近所さんにも

良い顔をしなきゃ。。。



 

数えあげれば、たくさんあるはずなのに、

そんな自分の本音を奥深くに閉じ込め蓋をし、

見なかったことにする。

なんなら、あったことすら気づいていない。

そんなものないよ。

と、なかったことにしてしまっていました。

 

そんな上に、

『よき○○シリーズ』の想いを乗せるから、重いのなんの。。。

 



 

それは、怒りとなり、

その怒りの原因がわからないので、

怒りの矛先は、目の前にいる

自分の思い通りにならない、子供たちでした。

 



しつけ

 



という都合の良い言葉を使い、

子供のため。と怒りを出していたのです。

 

 

そして、そんな私をみて

元夫は、



『そんなに怒らなくても。。』



と。



その言葉にカチンときた私。




『普段、家にいないくせに、

あなたになにがわかるのよ!

父親らしいこともまともにしてないのに!!』



音葉を選ぶこともせず、

大声でぶつけた私。



元夫は、しばらく黙った後

部屋を出て行きました。




☆☆☆



当時の私を今振り返ってみると、




いっぱいいっぱいだった。



この言葉に尽きると思います。



『よき〇〇』になる為、

それが正解だと思い、

自分がそうなりたいわけではないのに

夫の為、子供の為、親の為

色んな人の目を気にしながら、

無意識に鎧をつけて、

想いに蓋をして生きてきた。



でも、

それを夫や親から、

そうなりなさい。と、言われたかというと

多少の希望は伝わってきたものの

強制されたわけでもなく。




成長過程の中で、

それが良きものとして、

私の正解になっていったのでした。




なので、

夫に対して放った言葉も

本当に心からそう思っていたのかというと、

全くそんなことはなくて。。



なので、

言い放ったあと、


なんてことを言ってしまったのだ。。


という

罪悪感と後悔に押しつぶされそうな

自分に、またしんどい思いをしながらも、


『向こうだって、悪いところはある』


そんな風に、

自分を正当化することで、

なんとか今を保とうとしていました。




☆☆☆





そして、次の日。

夫にちゃんと謝ろう。


いつもの良き妻に

戻ろう。


そう思いながら、

仕事に出る夫を玄関まで見送ると、


夫から出た言葉は、


『いってきます』


ではなく、


『離婚したい』



でした。




つづく。