29年間ずっと悩んでいた、自分。
赤面症、恥ずかしがり屋、引っ込み思案、マイナス思考、、、
ずっと性格の問題で、頑張れば、慣れれば治るものだと思っていた。
学校に行きたくなくても許されなかった。
嫌でも逃げることはできない。
ただでさえ頭の悪い私は内申点が頼りだったため、家族も必死だったんだろう。
会社での朝礼きつかった。
何日も前から緊張、同じことの繰り返しなのに、練習して臨んでも突っかかり、声がつまり、赤面、頭真っ白、8年続けてきても治らなかった。
会議、研修、意見を求められると思うと内容が全く理解できない。
でも、逃げることはゆるされない。
みんなやっているんだから。
甘えている。
努力しろ。
相談しても答えはいつも同じ。
相談するのを辞めた。
どうしてみんなが出来ることができないのだろう。
後輩がやっているのに、出来ないと言えない。
自分のことが話せない。
自分の気持ちがわからない。
人が怖い。嫌いな人が多い。
人の嫌なところばかり見えてしまう。
仕事仲間がいつも自分を監視しているように見える。疲れる。
上手く仲良くなれない。
会社の食堂、更衣室、一人になりたいのになれない。
何で自分は何にもできないんだろう。
みんなが優秀すぎてついていけない。
習い事も一向に上達しない。やりたくない。
本当に苦しくて家で喚いた。
うるさいと父に怒られた。
どうしていいかわからない。
よくわからない不安が生じる。
元をたどっても原因がわからない。
急に涙が出てくる。
会社でも、涙が出てきてトイレに飛び込んだ。
辛かった。
図書館、本屋に行き、自己啓発本を沢山読んだ。
少しずつ実践しようと思っても、勇気が出ない。
でも、どこかで何かヒントになる一言があるかもしれない、と思い読んだ。
結婚するときに会社を辞めた。
嬉しいはずなのに、あんまり嬉しくもなかった。
きもちがよくわからない。
彼の自宅の隣のアパートに住むも、仕事をしていない自分のことを何か言われているのではないか不安だった。
お義母さんは、私のことを気にして誘ってくれるが、どうしても行きたくないときは断ってしまった。
優しい人なので、嫌われたくない、でも、行きたくない。行かなかったら嫌われるかな?
私に気を遣いすぎて、お義母さんの具合が悪くなってしまったらどうしよう。
不安なのに行動できない。
新婚生活を始めて、彼におかしいから病院に行くよう勧められた。
会社を辞める少し前にも上司に言われたが、
病気ではない。これは性格だ。
行っても甘えていると言われ、ため息をつかれるのではないか不安だった。
電話をしてみるものの、一ヶ月待ちだと言われ、嫌になってしまい行かなかった。
信頼している彼にも言われたことで、やっぱり行こうと思った。
『できないことばっかで何かできることあるの?』
『結局、甘えてるだけっていう結果になると思うけどね』と言われて更に不安になった。
いつも優しい彼は、話しているといつも泣いてしまう弱い私にイライラしているようで、ふと冷たい言葉を投げかける。
それもそうだと思う。
私も仕事を辞めたい、辛い、と思っているときに、仕事を辞めて家の仕事を手伝っている周りの人を見て、甘えている。と思っていた。
仕事をしていればみんな嫌な気持ちになる。みんな同じ。逃げ出すなんて甘えだよね。
一番行きたかった病院が一ヶ月まちと言われ、やっぱりと納得。
電話したくないと思いつつも、しないと彼に怒られると思い電話。
近くの病院で4日後に診てくれることになった。
予約の電話口で、優しく話を聞いてくれ、泣いてしまった。
上手くはなせないことを謝っても、いろんな人がいるから気にすることではないと言われ、更に涙が出た。
当日緊張して話せなくなってしまうかもしれないので、
自分の症状をかいた紙を作成するよう言われた。
何を書いて良いかよくわからなかった。
病気と関係ないことを書いていたら、恥ずかしい。
これは、ただの甘えだといわれるかもと思った。
なので、最後に『質問の意味がよくわからなかったので、関係ないことが書いてあったら申し訳ありません』と添えた。
4日間が長かった。一人の時は良いが、彼が帰ってくると、ちょっと不安になる。
ほとんどのところが一ヶ月も待つの?私の話を信じていない言葉。
前に電話したところもそうだった。と言っても疑っている。
彼は私を信じてくれることがあるのだろうか?
何もないと病院で言われたらどうしよう。
病気であってほしいと本気で思った。
4日後、やっと病院。
きっと、精神科の病院の雰囲気は良くないのだろうと思い、着て行く服はお気に入りでないものにした。
お気に入りに、暗い気が着いたら嫌だからだ。
病院の雰囲気は、宮沢賢治の小説のような場所だった。
ビルの雰囲気からは想像つかない木造の柔らかい場所だった。
ステンドグラスが綺麗だった。
なんだか安心した。
現代風の病院だったら、緊張してしまっていた。
驚いたことは、私より若い女性が沢山いたことだ。
しかも、見た目には精神に病気があるように思えない。
ちょっと安心した。
問診票を書くように言われるも、設問に答えられないところがいくつもあった。
自分の気持ちがわからないため、どこに丸をしていいかわからなかった。
いつもなら、無難なところに丸をするところ、本当の私を診てもらいたいと思ったため、わからないと正直に伝えた。
受付の方も、いいですよと言って受け取ってくれて安心した。
自分の症状の紙も渡した。
待っている間、周りの人が私は何の病気なんだろうと思っているのではないかと気になったが、その人も自分と同じだと思ったら少し安心した。
私の名前が呼ばれ、先生と一緒に部屋に入る。
女性の先生にしてよかった。恐怖感がない。
先生の一言目、
『関係ないことが書いてあったら申し訳ありません』なんて、書く人なかなかいないわよ。あなたは人の気持ちを考えすぎてしまうのね。
堪えていた涙がどっとでた。
話せないかもと思っていたのが嘘のように話せた。
質問と関係ないことを答えているかもと思ったけど、話せた。
先生は否定することもなく、話を聞いてくれた。
社会不安障害ですね。と言われ、説明してくれた。
努力や気合いではどうにもできないこと。
このような症状の方は沢山来ますと言われ、安心した。
自分がおかしいのは理由があった。
薬で治していけるが、子供を望むなら今は辞めた方が良い。
社会不安障害についての本をあげるから、旦那さんとどうして行くか決めてくださいと言われた。
また不安になった。
彼は理解してくれるだろうか。
きっと、甘えてる人がなる病気だな。って言われる。
でも、もしかしたら、辛いのに今までよく頑張ったねって言ってくれるかもなんて思った。
カフェで先生のくれた冊子を読んで驚いた。
当てはまることが沢山。
同じ障害の方の体験記にうなづけるところばかりあった。
でも、これってみんなに当てはまるよね?
絶対理解してもらえない。涙。
『ここに書いてあることは誰にでもあること。しかし、それが、生活を脅かすものであったとき、病気であると疑った方が良い』
この一言を彼に読んでほしい。彼は私の苦しみをわかってくれるかもしれない。
その日は彼と一緒に家まで帰った。
彼の一言目。
『そんなにすぐに病名ってわかるもんなの?』
『それって、何にでも当てはまりそうな病気だな。』
『ニートに多そうだな。』
この人は理解してくれないとわかった。
『俺はこれよりももっと重い強迫性障害になったことがある。』
話す気にもならない。
自分がなったことがあるなら、理解してくれてもいいのにと思った。
病院でもらった冊子も、ご飯食べながらパラパラと読み、
『これ、みんなに当てはまるよね。俺も当てはまる。』
もう、話す気もしない。
『薬を飲みながら子作りはできないなら、治療はできないね。』
終わり。
私はこれからどう生きていこう。
信頼していた旦那さんも怖くなって来た。
でも、仕事で疲れているときにこんな話聞いたら、こんな風に思うよね普通。
理解できないのが普通だよ。
こんな私と結婚してくれたこと、ネガティブな私に耐えてくれたこと、病院に行くよう勧めてくれたこと、感謝しなくては。
私が逆の立場だったらこんな人がいたらイライラするもんなあ。仕方がない。
本当に、病気でよかった。治せる方法がある。
人に頼っていないで、自分で何とかしなくては、、、
治したい。絶対治したい!