三浦綾子『氷点』『続・氷点』 | 花鞠文庫*

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心配性の私が、大好きなものや時について綴っている
ひとりごと感の強い備忘録です。
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絶対に許せない人はいるだろうか。
絶対に許してもらえない人はいるだろうか。
読中からずっとそんなことを考えていました。

解説によると、『氷点』は「人間の原罪」、『続・氷点』は「罪のゆるし」がテーマだそうです。

氷点(上) (角川文庫)/三浦 綾子



続氷点(上) (角川文庫)/三浦 綾子


冒頭の問いを自分に投げかけながらも、深く突き詰めることができないまま、ぼんやりとしている私はきっと不甲斐ない人間なのでしょう。

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読んでいる途中、初読の筈なのに何だか知っているようなエピソードがぽつりと出てくる。
しかも知ってるエピソードの展開がちょっと違う。
変な違和感を覚えながら、読後にもしかして、と検索してみると。
ドラマ化されていて、原作とはちょっと違う展開もあって。そっちの流れを私は知っているらしい。
たぶん観たのでしょう。