氷室センセーからのおまけ。 | 花鞠文庫*

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心配性の私が、大好きなものや時について綴っている
ひとりごと感の強い備忘録です。
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ジェーン・エア (上) (新潮文庫)/新潮社



氷室冴子センセーのことを書いた記事について、『ジェーン・エア』や『リンバロストの乙女』と氷室センセーの関係について何人かの方に聞いていただいたので、追記。









 まず、『ジェーン・エア』は、氷室センセー『シンデレラ迷宮』『シンデレラミステリー』の重要な登場人物として扱われています。(もちろんジェーンとして。)なので、それきっかけで。


マイ・ディア―親愛なる物語 (角川文庫)/角川書店



そして『リンバロストの乙女』など「家庭・少女小説」については、

氷室センセーは平成2年ころに、角川書店に、廃番になったいわゆる「家庭小説」「少女小説」の復刊を提案され、

角川文庫が、赤いチェックの可愛い装丁で、「マイ・ディアストーリー」シリーズとして

『花さかりのローズ』オルコット

『少女レベッカ』」ウィギン

『十七歳の夏』モーリーンデイリ

『村の学校』ミス・リード

『リンバロストの乙女』ジーン・ポーター

など十数冊を復刊したんです。







そして、その時、氷室センセーは『マイ・ディア』という、文庫書き下ろしの「家庭小説」「少女小説」についてのエッセイを出されそれらへの愛情を語られています。


これは、上記の復刊本だけにとどまらず、『赤毛のアン』や『少女パレアナ』『秘密の花園』などポピュラーなものものも含めて。

ちょうどそのころ「アン・シリーズ』を全巻読破したころだった私は、この本をガイドブックに本を選んだものです。

センセーの著作からだけでなく、教えて頂いた本からも、楽しみを頂いたのでした。





そういうことなのです。まる。




で、最近。

『アン・シリーズ』や『少女パレアナ』そして『リンバロストの乙女』を翻訳した村岡花子さんの伝記がお孫さんの手で出版されました。今手元にあるのですが、どんな方なのか、読むのが楽しみです。




アンのゆりかご 村岡花子の生涯/マガジンハウス