8年ぶりに訪れた


そこから見える景色がとても美しくて


あのころのわたしはそんなことにも気付けてなかった


こんなにきれいなところにあったんだね


秋の夕暮れ


空が夕日に焦がされて


わたしのこころもあつくなって


涙が出そうで


ドキドキして 


長い間そこに留まることができなかったよ



穏やかな日々が続いてる


誰を憎むこともなく生きてる


自分の空間があって


生きるだけのお金があって


わが子の笑顔があって


次の休みになにをしようかなって考えてて


手にいれたかったものがここにある


わたしは じゅうぶん しあわせだ



過去に戻りたいなんて決して思わない


まぶしいくらいにあこがれるのは 原由子の「少女時代」に出てきた女の子


自由に勉強したかった

自由に人を好きになりたかった

自由に夢を抱きたかった


望むことすら許されなくて

望んでるなんて思いたくなくて 自分の気持ちをごまかした


願わくばあの頃に自分に出会って 抱きしめてあげたい

ただ愛されたくて頑張ろうとしてた自分に