やっぱり、元気になられた患者さんが、退院されるときって

とってもうれしいんですよね~。


あ~。この仕事しててよかったなぁ~って。




いちばんそれを感じたのが


心配停止で救急で来られた患者さんが、

自分の足で、普通に歩いて退院されたとき。


あれは、本当に、感動したなぁ。




そうそう。


ストレッチャー入院(寝た状態で入院)されてきた患者さんが

安静がとけて、立たれた姿をみたときって

なんか変な感じがするんです。


寝てるときの印象と

立たれたときの印象って


なんか違う・・・。


え?こんな背が低かったの?

って感じることが多かったかなぁ。

まだ、私が1~2年目くらいの頃の
ある夜勤のこと。



一緒に夜勤に入っていたオバサンナースと
もくもくとカルテを整理していました。


その、オバサンナースが
ぽつり、と言いました。

「●●さん、あんまり具合良くないね。。。突然死も、ありうるよ。」

その夜勤で、私が担当している●●さん。
ちょっと、昔にヤンチャしていたような
コワモテのおじさんです。


たしかに、ちょっと最近顔色悪いな・・・

でも、今日もゴハンもいっぱい食べてたし・・・
おしゃべりも普通にしてたし・・・


心の中でいろいろかんがえてるうちに
すっごく不安になってきて・・・

『すみません、わたし、ちょっと●●さんを見てきます!!』

カルテの整理を放り出して
懐中電灯をつかんで
詰め所を飛び出しました。


もうすぐ夜中の0時。
真っ暗な廊下をちょっと小走りで
●●さんのお部屋へ。

お部屋に入ると
まったくうごかず目を閉じてベッドに横たわる●●さんが目に入りました。


え?なんか、この呼吸、止まりそう・・?!


意識レベル、低下してるんじゃないの?!


やばいんじゃないの?!



とっさに
パジャマの隙間から
●●さんの乳首をきゅっとつねります。
意識レベルの確認のための乳頭刺激です。


すると



『てめーーーー!な、なにしやがんだーーーーー!!!』

と、大声を出して、
ガバッと起き上がる●●さん。


「あ、ご、ごめんなさいwww」


『ばかやろー!もう、全く・・・ふん!』



布団をがばっとかぶって
向こうをむいてまた横になられました;;;



それから●●さんは
「数年後」にお亡くなりになりましたが・・・。

いつもいつも、ゴハンをちゃんと食べてるかとか、
頑張ってるか、とか
怖い顔だけど、優しいおじさんでした。

小さい頃、救急車って、ちょっと憧れてたりしませんでしたか?


わたしも、すっごい憧れてた。
不謹慎だけど
すれ違ったりするとき、興奮した!
わくわく、どきどき。

なんか、そこのけそこのけ、お馬が通る、じゃないけど
みーんな、よけちゃってさぁ。
すーって道路をすりぬけていって、
なんか、かっこよくて。



自分が、はじめて乗ったのは、
ナース2年目に突入したころ。

私が働いていた病院から、大きな病院へ、
患者さんを搬送するのにつきそいで乗ったの。


患者さんのよこに付き添って、
具合を見ながら
ときどきどうでもいいようなことを話しかけたりしながら


またまた、不謹慎だけど
私たちが乗ってる救急車が通るのに
周りをはしってる車が
みーんなキレイに端っこによけて
信号も赤でも青でも通っちゃって


いつもなら1時間弱かかるような距離のところまで
20分でついたのを覚えてる。

すごーい!すごーい!
感動した。


患者さんを無事に大きな病院の病室に送り届け、お別れして
そこの看護師さんに申し送りをして

そして、救急車に戻ったの。


帰りは、もう、普通にいつもの運転で帰るんだけど
助手席に乗せてもらって、嬉しかったなぁ。
救急車で、ドライブ気分。


でもね、
運転手さんが

「ごめんなさい、ずっとガマンしてたもので・・・」

って
何回も、おならをぶーぶーしてたのが
忘れられないなぁ・・・。