1月20日(日)、福井県立武道館で開催されました、
 

平成30年度福井県高校冬季剣道選手権大会(福井県選抜予選)を

見て参りました。

結果、男子2枠、女子1枠の選抜枠を勝ち取ったのは、

 

男子、優勝:敦賀高校、2位:丸岡高校

女子、優勝:敦賀高校

 

となりました(おめでとうございます)!m(--)m

本当に、激戦の連続でした。

 

特に男女、両決勝戦。

 

男子は大将戦になった時点で丸岡高校の1勝、1本リード。

 

そこを敦賀大将の中村選手が二本取り返し逆転、本数勝ち!

 

割れんばかりに沸く場内。やはり、強い敦賀は今年も健在。

 

追い詰めた丸岡と共に、選抜での活躍が楽しみです。(^-^)

そして、女子。

 

赤、福井高校、白、敦賀高校。

 

先鋒戦、白一本勝ち

次鋒戦、白一本勝ち

中堅戦、引き分け

副将戦、赤一本勝ち

大将戦、引き分け

 

1(1)-2(2)で敦賀高校勝利。

 

しかし、結果はスコア以上の熱戦でした。

 

昨年11月の新人戦を制したのは福井高校、そして敦賀高校も国体優勝チームの次の世代。

 

意地と意地、気持ちと気持ちのぶつかりあい。

 

 

少しだけ、偏らせて頂きますが(すみません)、hirata個人は娘のご縁もあり

福井高校の応援に駆けつけておりました。(^-^;)

 

福井高校のレギュラー四人は二年前、奈良県富雄中から越境入学して来た選手たち。

 

全国へ。その憧れを胸に共に親元を離れ寮生活を送り、研鑽される毎日。

 

勝ちたかった。


前衛二人は新人戦個人優勝、中堅の有村選手以降になんとか優位な形で繋ぎたい。

 

しかし、それをことごとく許さない敦賀高校。

先鋒戦では試合時間4分の残り30秒で逆ドウ一本、次鋒戦ではさらに残り時間15秒、

メンを見せてのコテで一本。凄まじい集中力と決め切る技。

一体どれほどの稽古を重ねて来ているのでしょうか。

 

そして、一気に追い込まれた福井高校の心境はいかばかりだったか。

 

中堅戦、極端にプレッシャーがかかる場面で有村選手は無念の引き分け・・・。

 

ここでも、仕事をさせない敦賀高校。

 

このまま終わってしまうのか。

 

しかし、副将田中選手が2分30秒、希望をつなぐ逆ドウ一本!!

 

まだある!次の大将戦、一本勝ち以上でまだ分からない・・・!
 

そして、最後の戦いはさらに7分に及ぶ大熱闘。お互いの気迫、気合が凄まじい。

 

取り返す!!絶対に取らせない!!私たちが勝つ!!

 

しかし、一本が、もう一本が追い付けなかった福井高校。

 

明暗。

 

歓喜と落胆。

 

選手達の最後尾に立ち会場をじっと見詰め、両手でごしごしと顔を擦り、

二度、大きく自分の両頬を叱咤するように叩いた飯田監督。

 

選抜が、消えた。

 

 

 

しかし、もう一度フラットに見てみると、剣道に青春を懸けた10人の選手の、

また両チームの、非常に熱量の高い本当に素晴らしい試合でした。

 

福井高校の敗戦は僕にとっても観客席でしばらく動けなくなるほど残念でしたが、

剣道の素晴らしさ、怖さ、一本の重さ、チームで戦うことの心強さ、難しさをひしひしと

感じ、学ばせて頂いた一戦でした。

 

 

ライバルがいる。

 

簡単ではない道がある。

 

だから、もっと強くなれる。

 

福井高校、応援しています。

 

頑張れ。

 

頑張れ!!