2018年12月9日(日)、福井県立武道館にて。
プログラムから数えてみると、福井県内より34団体、64チーム。
約300人の子どもたちが集まり、午前は組み合わせて頂いた順に、
午後は申し合わせてと、ひたすらに、ただひたすらに試合稽古を
経験させて頂きました。本当にありがたく、素晴らしい機会です。
松岡はAとBの2チームで参加。
試合場が、通常の大会ですと大道場のフロアに4~6のコートが
設営されますが、この錬成会では33もあります(笑)。
それでも組み合わせが実にうまく出来ていて、休憩、準備のコートが
用意されていたり、進行も一度慣れるとスムーズにどんどんと
流れて行き、これだけの人(監督、補助、選手を含めると500人以上)が
同時に混乱もなく動いて試合が続いて行くというのは本当に
(A型なのでこういうシステムがちゃんと機能している光景はたまらないです(笑)。)
僕は個人的には3回目の参加だと思うのですが、やっと慣れて来たと言いますか、
この大会の本当の意義が分かって来ました。(^-^;)最初はただただ大変で、
半ばパニックのようになっていましたが(笑)、子どもたちにとってこういう
機会というのは本当に貴重で、県内の様々な剣風のチームさんと、
大会賞与などはありませんから、ただ純粋に駆け引きなしの技と技、
力と力の勝負を楽しむことが出来る、経験させてあげられる。
午前と違い午後が申し合わせ形式(試合相手を自由に探す)になっているのも、
慣れないうちは恨めしかったですが(笑)、多分、全部組み合わせてしまうと
実行しなければいけない試合の数もさらに膨大になってしまうので、子どもの
体力的にもそこはフリーの方が良いな、と思えるようになりました。実際に
午前の部で十分満足したチームや遠方のチームさんでは、比較的早く
切り上げるところもあったようです。それもまた自由でいいな、と思いました。
(早朝から雪が降り始めたり、天気の状況もありましたが。)
高学年のAチームは17試合、低学年のBチームは16試合経験させて頂き、
普通の大会だと何回分に当たるのだろう?とついつい計算してしまうほど(笑)、
充実した時間を過ごさせて頂きました。子どもたちもきっと疲れていたと思いますが、
それでも高学年は流石、最後まで集中して試合に臨んでおりました。
個人的にも審判補助でチームに帯同させて頂いてほぼ全ての試合を
見させて頂きましたが、気付いたこともいくつかあり、中でもやはり個人戦と
団体戦の戦い方の違い。この錬成会にあたってはメンタル面以外は
特にT先生からもオーダーの指示などはなく、出順も自由。6年生と一緒に
5年生3人も一緒に混ざりAチームの試合を経験。そうなると形を変えた
個人戦の連続なので、負ける時はドミノ倒しのように負けてしまい。(^-^;)
今年Aチームが取り組んで来た「一本をつないで行く試合」の重さの意味が
分かった気がしました。個人戦では個人戦の戦い、団体戦では団体戦の
戦い方があり、同じ5人が順番に出て戦ってもその意識や考え方で
結果はまるで違って来てしまう。剣道の団体戦の面白さであり、やはり
松岡はそこを追い求めて行くチームでありたいな、と思いました。
もちろん、この錬成会でも新しい技や打ち方を試したり、それぞれ
楽しみながらやっていたようでしたが。(^-^)
貴重な一日、主催、運営して頂いた先生方、皆様、本当にありがとうございました。
そして、試合をして頂いた団体、選手、保護者の皆様、慌ただしく動いていた中で
失礼をしてしまった部分もあったのではないかと心配しております。こちらも
本当にありがとうございました。また折角お問い合わせ、お申し込み頂いたのに
時間やタイミング、試合場の順番の関係で試合が実現出来なかった団体様、
またぜひ次の機会にはこちらから、どうぞよろしくお願いいたします。m(--)m
松岡はこの翌日の稽古より、チームの指揮、責任が5年生に移行。
6年生はその補助に。5年生3人、ちょっと目の色が変わって来ました(笑)。
6年生がいるうちに、しっかりと紡ぎ始めた「松岡の伝統」その第一歩、
引き継いで行ってほしいと思います。
「試合は弱くてもええから、
やることちゃんとせえ。」
T先生、英断です(笑)。m(--)m