2018年12月2日(日)、福井県あわら市「トリムパークかなづ」にて。

 

6年生にとっては最後の県クラスの大きな大会、通称「芦原大会」

今年も参加して参りました。

 

個人のランキング戦、こちらも通称「ジュニア大会」は来年2月に残されていますが、

今の団体Aチームで「県の一位の座を目指す!」戦いは実質これが最後・・・。

 

芦原大会のカテゴリーは、団体の部(5人制)、男子個人の部(6年生)、

女子個人の部(5、6年生)の三つ。

ユニークなのは福井県内だけではなく、お隣り石川県、滋賀県、そして

富山県からも参加チームのあること。

 

さあ、松岡少年剣道教室の結果は・・・。

団体戦(61チーム)

松岡A
第一試合 1(2)ー1(1)○
第二試合 4(5)ー1(1)○
第三試合 0(2)ー1(3)△
2勝1敗(予選リーグ敗退)

松岡B
第一試合 0(0)ー4(5)△
第二試合 2(3)ー0(0)○
第三試合 1(2)ー2(4)△
1勝2敗(予選リーグ敗退)

個人戦

男子個人の部(68名)
AT君 ベスト16


女子個人の部(68名)
HHさん ベスト16

 

 

Aチーム、やはり明暗を分けたのは第三試合の王子保(おうしお)さん戦。

王子保さんと言えばやはり県内屈指の強豪チームで、これまでも幾度か

試合をさせて頂いた記憶がありますが、いずれも一方的に敗退させられた

思い出しかありません(素晴らしいチームです)。(^-^;)

 

監督T先生が試合前に子どもたちに伝えたのは、

 

「敦賀の3位はたまたまや。

今日でそれがまぐれやったか

どうかが分かるな?」

 

挑戦するように。

 

そう。

 

みんなでもう一度挑戦するぞ!のメッセージ。

 

そして、賽(サイ)は投げられました。

 

先鋒、松岡女子RKちゃん、一本先取(!)一本取り返され(!)

次鋒、松岡女子H、開始早々一本先取されるも、終了間際に一本取り返す(!)

中堅、敦賀大会では副将だったH君、慎重に、引き分ける・・・!

副将、松岡女子RTちゃん、一本先取されるも・・・、二本目は許さず、繋げる・・・!

 

これでスコアは、0(2)-1(3)。

 

そして、登場する「松岡の小さな大将」、キャプテンA君。

 

もう、僕たちは何度この場面を見て来たか分かりません。

 

小さな背中にかかる重圧、負けられない局面、チーム松岡はこの年、

何度彼に助けて来られたことでしょうか。

 

そして彼は何度、その不可能を可能にして来たことでしょうか。

 

しかし。

 

お相手も県内屈指の大将(今大会、個人戦優勝(!))。

 

打たせない。

 

取らせない。

 

時間は刻一刻と過ぎ・・・。

 

無情のブザー。

 

松岡Aチーム、予選リーグ、敗退。

 

 

T先生の元に集まり、涙ぐむA君に、

 

「大将はな、(それでも)勝たなあかん。」

 

噛んで含めるように。

 

「・・・はい。」

 

とうなづくA君。

 

ああ、この師にしてその教え子。

 

そしてそれは同時に、他のチームのメンバーへのメッセージ。

 

 

その後、芦原大会は決勝戦、この王子保さん福井養正館さん

代表戦にもつれこむ大熱戦の末、福井養正館さんが優勝されました。

お二方とも本当に強かったです。

 

正直、松岡の子も本当によく戦えたな、と思ってしまう程(笑)。

 

子どもたちに、忘れられない試合をまた一つ、見せてもらいました。


(今年もありがとう、トリムパーク。昨年と同じアングルで。)

 

 

次は9日(日)、今年最後の「県少年剣道強化錬成大会」を残すのみ。

 

表彰はなく、県内各地から集った少年少女剣士たちと一日中、試合をさせて頂けます。

 

解き放たれたみんなの剣道、見てみたいですね(笑)。

 

そして、今年竹刀を交えたたくさんのライバルの皆さんとも、またお会いしたい。

 

楽しみです。(^-^)

 

午後の申し合わせも、どうか松岡、よろしくお願いいたします(笑)。m(--)m