女子剣道研究を続けておりますと、やはり過去最高の女子選手は
一体誰だったのか?という疑問にぶつかります。気になります。
このブログのタイトル通り、娘を追いかけるようにして剣道の世界に入門して
三年足らず、ほぼほぼ素人ながら考えを巡らせてみると、一番強いのは
やはり全日本チャンピオン・・・?最初に教えて頂いて認識したのは
松本弥月選手、リアルタイムで初めて見たのは(雑誌等情報で)
正代小百合選手、そして昨年度は高橋萌子選手。
調べてみると、その全日本女子剣道選手権を過去に5度(!)優勝した
選手がいるらしい。しかも3連覇一度、しかも最初の優勝が31歳時(!)、
昨年も埼玉県代表として24回目(!)の出場を果たされた、村山千夏選手。
おお。どんな剣道をされるのか、これは見てみたい。
You Tubeで検索してみると・・・、動画がありました。7年前、2011年の
第50回大会の決勝戦。お相手は前年度優勝の正代(石突)選手。
(さらにその前年は村山選手、その前年が坪田選手、その前年は村山選手3連覇の年)
そして、その熱闘の決勝戦を延長の末勝利し、自身5度目の皇后杯を
決めた瞬間、その技が、下の連続画像の飛び込みメンでした。
(画像左(白)が村山選手、右(赤)が正代選手。You Tubeより。)
これが、対戦選手のインタビューや記事にも出て来る、
「届かないと思った。」ところを届かせるメン。村山選手の一時代を築いた
得意技。足の使い方や歩幅にも秘密があるのだそうです。
来る!と分かっていても打たれてしまう技。
早速、娘に見せてみると、
「凄い!かっこいい!」(最近、そればっかりです(笑)。)
う~ん。でも、これは凄すぎて逆に今の娘には参考にならないかなあ、と
しばらくの間そう思っていたのですが、先日の稽古時にT先生が子どもたちに
技術解説の中で話されていたこと。
「剣道には相手に間合いを錯覚させる技術がある。」
腕や足の使い方や構えなど、僕のレベルでは全然具体的には書けないの
ですが(笑)、とにかく「剣道の奥深さ、凄いな!!」と改めて。
娘にも、相手と距離を詰めて行く時、竹刀の構えをもっと脇にぴったり付けて
短く見せるとか、そうすれば村山選手みたいに届かない、と思わせて
パコーンとか行けるんじゃない?と一旦盛り上がったのですが、
そういうことを試合の中に持って行けるレベルではこちらも全然ないので(笑)、
やはり全日本チャンピオンは凄いなあ、と二人で話しておりました、
・・・という今回のお話しでした(笑)。m(--)m