先日錬成会でお世話になりました、富山の田中先生のコテを研究しておりました。
子ども剣士相手の地稽古の動画ですが、丁度娘に「出ばなゴテ」を教えたい、と
思っておりました僕は、スマートフォンに入れて何度も何度も再生。
その中で、もうひとつ、ここでも打てるのか!と大人初心者的にびっくりしたコテが
ありましたので、自分の研究記録的にも書いてみたいと思います。
それは、「鍔迫り合いから打つ、打てるコテ」。
鍔迫り合いから、A君が技を仕掛けようとします。
田中先生の左に回って、さあ!という瞬間・・・。
察知したかのように・・・。
コテッ!!
残心。絶妙のタイミング・・・。
僕はずっと、鍔迫り合いからいかに「引きメン」、「引きゴテ」、「引き胴」に行けるのか、
ばかり考えていたので、ここに「コテがある」ことすら知りませんでした・・・。
「引きゴテ」、と多分考えられないこともないとは思うのですが、もっと前の段階の、
「相手が引きに行った瞬間の手元を打つ」、打てるんだ!と分かった衝撃(笑)。
飛ばせて、捕える、的な。
別のタイミング、後ろからの角度でも・・・。
正にA君が「引きメン」に跳ぼうとしたところを・・・。
コテッ!!(竹刀が見えにくいですが、剣先は部位を捕えております。(^-^;))
残心。打たれた方は手首が落とされたことをハッキリ。
僕が研究している、ということは娘にフィードバックされるということですので(笑)、
早速、「新技だ!!」(興奮)と説明してやらせてみます。
しかし、出来ない出来ない(笑)。
まず、その場で腕と手首のスナップでムチのようにパシッ!!と竹刀を振れない。(^-^;)
そっかー(笑)。
娘の試合で鍔迫り合いで何も出来なくなる、というケースがよくあるので
こういう技がひとつあればかなり有効ではないかと閃いたのですが・・・。
一旦保留と相成りました。(^-^;)
そういえば少年剣道の試合でここを決めている選手を、自分が見ている範囲では
見たことがないかも。試合でここをパシーン!!と出来たらちゃんと旗が上がったり
するのか、それも実はよく分からないです(笑)。意識してなかったので
見えてなかっただけなのかも知れませんが。
先生方に聞いてみたいと思います。m(--)m
技の研究は、面白いですね。(^-^)