一週間前の錬成会。
娘が監督K先生に、試合内容で激怒されるという事件がありました。
(あくまでも、hirata家的に、です。(^-^;))
曰く、「右に回るな!!!」
これは即ち、「逃げの剣道をするな!」の意。
(えらい叱られていたので大会後こっそり理由を教えて頂きました。(^-^;))
場面は対上級生。
体も大きく打突力もあります。
明らかに正面衝突を避けたい娘、右に、右に、回って逃げる。
打って出ても手だけ中途半端に前、体は右に流れたまま・・・。
「右に、回るなあああっ(怒)!!」
これまでそこまで怒られたことのなかった娘は試合中に泣き出してしまいます。(^-^;)
(その後戦意喪失、トイレにエスケープ(笑)。)
明けて、月曜日、稽古後。
娘に、怒られた理由をもう一度ちゃんと、自分で聞いて来るように言いました。
「・・・右に回ってはいけない、というのはどういうことですか?」
「剣道の、「四つの戒め」って知ってるか?」
笑顔で、K監督先生。
「驚かない。恐れない。疑わない。惑わない。(驚(きょう)、懼(く)、疑(ぎ)、惑(わく))
どんな相手とでも、怖がった剣道をしては
いけない。真っ直ぐに、打ちなさい。」
「はい!」と娘。
思い出すのは、一昨年の秋、娘が本当に初めての試合。
コートサイドでただじっと娘を見守っていて下さったK先生。
(もちろん怒鳴りもせず、心配してオロオロする妻を励まして下さりながら(笑)。)
本気で叱って頂くに値するところまで、やっと来れたのかな。(^-^;)
でも実は、「大きな相手と正面から打ち合うな!」などと娘に入れ知恵していたのは
僕なんですよね・・・(汗)。(^-^;)
もちろん、上級者の戦いになればそういう考え方も大切になって来るのかも
知れませんが、最初からそれを小賢しくやっていては・・・。
そうか。
僕も反省して、そのことを娘に謝りました。(^-^;)
・・・というわけで、これからは、正面突破(笑)。
どんどん、真っ直ぐに、速く、強く、正しく、面を狙って行きます。
「右に回るな!」は娘のコーチを自負する僕にも強烈な言葉として残ったのでした。
これからの試合、僕は娘の送り出しに際してこう言います。
「信じて真っ直ぐ打て!!右に回るな!!
松岡の剣道は恐れない!!」
迷いは消えました(笑)。(^-^)v