松岡少剣、T先生の教え、審判編。

稽古中、子どもたちのいまいち気持ちの入っていない動きを見て・・・。

 

「集合・・・。」

 

「あのなあ、審判って、平等やと思うか?」

 

あ。この話は以前、個人的にお話しして頂いたことがあります。

 

H君、パッと手を上げ、

 

「平等ではないと思います!」

(すごい子です(笑)。)

 


「せや。審判も人間や。まして剣道やっとる

人間やったらパッと見(無意識で)、

優劣つけてまうねん。どっちが強いかなんて

構え見てたら分かる。

二人いたらそいつが基準になる。

そっから声の大きいヤツ!発声、気合いな。

ぐぁっと構えて、いぃ~やあああ!!

バーン!!!

そういうヤツの打ちはな、

当たってなくても旗あがんねん。」

 

 

つまり、剣道とは、人の心を「いかに」動かせるか。

審判を味方に付ける、そういうレベルではなく、

相手の心も、審判の心も、見てる観客の心も動かす剣道が出来るかどうか。

そこまで全身に、竹刀に、気持ちを、想いを込めることが出来るか。


「(判定)機械でピーッと鳴るんちゃうんやで。

人間がやっとんねん。

コテがひじに当たっても旗があがる!

メンもなんやったら面金で一本や!」

 


心を動かす、剣道・・・。


T先生を見つめる子どもたち。


「冷えてきたな・・・。

追い込みいこか(笑)。」

 

(T-T)!!

(本当に追い込みがありました(笑)。)