娘が稽古を休んだ日には出来るだけ、その分を家で練習するように

しています。(^-^;)

そういう時、自分が剣道をやっている、というのはとても便利です(笑)。

 

娘も娘で、自宅での練習には意外に積極的・・・。

 

剣道自体は好きなのか。


ちょっと偉そうに、「切り返しからやる?」
 

・・・教室のしんどい稽古がいやなんやな(笑)。

(もちろん、本当に風邪や気管支炎で休ませて頂いている時もあります、すみません。m(--)m)


「う~ん、そやなあ、コテ、打てる?」

 

最近、僕の中でもコテが一つのテーマになりつつあります。


先日の、五年生M君が試合で見せたコテ、娘が王子保のFさんから頂いた

強烈な出ゴテ、T先生が説かれていた試合でのコテの有用性・・・。

お互いに小手だけ着装。二人とも33の竹刀を持ち、相互の礼。

手元を開けます。

ひゅっ。

パシン。

「あれ?出来るやん。」


ニコリとする娘。

 

いつの間に。そういえば基本打ちはK先生にも褒められてたっけ。

それならば。


今度は手元を開けません(笑)。グッと中心を譲らず。

娘、打とうとして、打ち込めません。アタフタ・・・。

 

ふむ。

「それじゃあさ、切り返しの左メンあるやん。

あれの小さいやつでコテ打てる?

今のと同じとこ。

姿勢を崩さす手首でヒュッて。」

 

ポコッ。

目を丸くする娘。

 

「そうそう。そんな感じ。

それ、二十本行こうか。」

 

さて。今の娘のレベルから実戦でコテを使えるようにするには・・・。

 

相ゴテメン、コテ返しメン、コテ抜きメンは習ってたよな。
(出来る出来ないは別としまして。(^-^;))

「よし。コテだけの地稽古しようか(笑)。」

もう一度、現在松岡少剣が取り組んでいる「間合いの意識」も確認。

 

自分のまっすぐに竹刀を構えた外からは、相手も自分も竹刀は届かない。

 

竹刀の先が触れ合う間合いから、半歩入ればコテが打てる。

 

一歩入ればメンが打てる。


「試合やと思ってよ。始め!!」
 

僕も本気で打ち込みます(笑)。

そしてさらに、竹刀を押さえたり、払ったり、裏から回して打ったり、

フェイントを入れたり、引き出して出ゴテを狙ったり、日々の研究コテ編を

総動員(笑)。

 

「ずるくない(笑)。自分でもマネしてみて。

考えて考えて。上からでも横からでも、

どっからでも狙って!駆け引き駆け引き!」

 

これは楽しい(笑)。娘も夢中でいろいろ仕掛けて来ます。

僕も大人げなく裏をかきます(笑)。

「よし、最後はコテの一挙動(早素振り)、

二十本。」


気が付けば30分経過・・・。

 

「コテコテ剣道面白い!!」

コテコテ剣道(笑)。娘が上気した顔で笑って言います。

いつもそんな顔で稽古しろよー(笑)。


勝手に、試行錯誤いろいろとやっておりますが、道場でやったら怒られること

ばかりかも知れません。娘にも、もし先生にあかんて言われたらちゃんと

直しなさいよ、と伝えております。(^-^;)
(読んで下さって気分が悪くなられた方にも本当にすみません・・・。m(--)m)

 

「まっ直ぐ打ちなさい!」と言われて、真正直にそれしか出来ないのではなくて、

ななめに真っ直ぐ打つ、ずらして真っ直ぐ打つ、なぜダメなのか、試してみる、

多面的視点で自分で考えられる、そういう選手になってほしいなあ、と思います。

 

それって剣道以外のことでもそうですよね。

 

娘、試合になったら真っ白になってまた全部飛んでそうですけど・・・(笑)。

 

日常剣道のひとコマでした。(^-^)