

ヘア・サロンの開店のお祝いにご注文いただきました。
ただ、お店の雰囲気、壁の色など、まだ何も分からないということ。
となると・・・
シンプルでいくしかない。
絶対嫌がられない色、飽きの来ない色、主張しすぎない色。
永く置いていただけるとうれしいので、埃がつきにくいよう、壊れないよう、つがいのガラスベースにしました。
色がたった二色でシンプル。
この二色をどう魅せるか。
難易度の高い課題です。
このベースの口、実は幅4センチ程しかありません。
ガラスの中で、花材を構築していくのは、とても難しい作業です。
どれも一発勝負。これらは、絶対外れないよう、見えないように
花専用のボンドで接続してるのですが、万が一ガラスにつくと、おしまいです。なので、集中力に欠ける私も、この時だけは、息を止めるぐらい集中します。
どの作品を作るときもですが、
「完成」がどこか。
このラインが本当に難しい。
やりすぎると、くどくなる。
だから、これで完成かなって思ったら、一度作品から離れます。
そして翌日、頭も心もクリアにしてもう一度見ます。
そうして、納得できたらほんとの完成。
時間をかければかけるほど、手放すのが寂しくなってしまいますが、
この花たちには、ちゃんと行くべきところがある。
それは、嬉しいことです。
後日、ご注文くださったお客様からご連絡いただき、
「このヘア・サロンは、白を基調にしていたので、とても良く
合っていた」と教えていただきました。
