花色ころも

花色ころも

気が向いた時にぐだぐだと着物について語ります。
プレタもリサイクルもアンティークも大好き。
新品には中々手が届かないプチプラ週末着物生活です。
季節の柄と古典柄、染めの着物帯が多めです。
高価なものはありませんが愛だけは詰めこんでます。

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こんにちは。
雨が降れば肌寒かったり、晴れれば真夏のようだったりと不安定なお天気が続きますね。

日曜日は矢子ちゃんと旧前田侯爵邸へ伺ってきました。

着物は紫陽花の次なので百合を。



冴えた青紫に大きな百合が伸びやかに咲き誇るお気に入りの絹紅梅です。



帯は着物の邪魔をしない真っ白の紗献上。
無地で寂しいので、アクセントに存在感のある大きなローズクォーツの帯留めを使いました。

前日まではお天気が少し心配だったのですが、その必要はない位の晴れ。
駒場公園につくと木陰が多くほっとします。
まずは和館から。



広い書院造の座敷から見えるよく手入れされた夏の庭、
ちょっと古い畳の匂いに水音と涼しい風でどこか都会から離れて旅行に来たようでとても落ち着きます。



和室に楚々とした和服姿の女性がいると言うだけで白米がいくらでもいけそうです。



たまたまこの日はお茶室が使用されておらず、中に入って案内の方のお話を伺うことが出来ました。
土日にお茶室が空いているのはとてもラッキーです。



和館を堪能した後はお隣の洋館へ。
当時「東洋一の邸宅」と呼ばれたお屋敷です。






こちらの洋館は7月から修繕のため休館になってしまいます。
次にお目にかかれるのは平成30年。
長いお休みの前に良いお天気の中見て回れて良かったです。

その後はお茶してキモノ葉月さんにお邪魔して、またお茶してひたすらおしゃべり。
矢子ちゃんとは着物以外の所でもびっくりするくらい話が合うので時間を忘れてしまいます。

近々またご一緒する約束もしました。
次も楽しみです。

こんにちは。
梅雨らしいスッキリしないお天気が続きます。

そんな中で特にお天気が良かった先週土曜日は、さとさんとご一緒させて頂いて紫陽花を観に行ってきました。

久々の着物はこちら。



着物は銀鼠の花たくさんの夏お召し(と教えてもらいました)



帯はこの着物の紫陽花の色を濃くしたような紺藍の紗献上でちょっと大人っぽくしてみました。


まず訪ねたのは去年も伺った百草園。
駅からそう距離はないのですが急坂を登らないとたどり着けないので、着物で行くのはちょっと大変です。
この日は最高気温が33度にもなった暑い日でしたが、坂の上は涼しい風が吹いて、元気がなくなっているかと心配していた紫陽花も鮮やかに咲いていました。







先日つくった紫陽花の髪飾りと。
すれ違う人が髪飾りも紫陽花なのね、と気づいてくださって嬉しかったです。



白い日傘で気取ってみたり。



百草園の後は一駅移動して高幡不動さんへ。
こちらも紫陽花で有名なお寺です。

やはりこちらも紫陽花を観るには山登りなのですが、濃い緑に透ける木漏れ日の中紫陽花が咲き乱れ、その中を和服の麗人が行く姿と言うのはなんとも風情があってため息が出るようでした。




紫陽花巡りの後はちょうど良く勤行を拝見したり、ご住職のお話を伺うことが出来ました。
なんでも今こちらでは沢山の彼岸花を植える計画が進行中で、既に何万と言う彼岸花が咲くそうです、
秋には彼岸花を観にまた訪れてみたいです。

花を訪ねて優雅な着物お散歩…と言うよりはハイキングに近い道程でしたが、景色もよくずっとおしゃべりして楽しかったです。
お付き合い頂いたさとさん、ありがとうございました。

すっかりご無沙汰しております。
3月4月の桜の時期に張り切って着物を着たためその反動のように5月6月殆ど着られないまま過ごしてしまいました。

その代わり最近は工作が楽しくて色々お細工物をしています。

最近で一番良くできたのがこちら。


紫陽花の髪飾りです。
花芯の青瑪瑙の半透明なブルーがお気に入りです。


スワロフスキー硝子の雫をぶら下げて雨の雰囲気。
先週末のお出かけに早速つけていきました。

こちらは桔梗と撫子をイメージして。


萩も作りたいのですが中々萩っぽくならず研究中。
秋草の浴衣に合わせて使いたいです。


昨晩試行錯誤していた朝顔。
離れてみると意外と朝顔っぽく見えました。
染めの暈し具合要研究な感じです。

と、こんな感じで着物でお出かけはしてなくても全力で着物に関係することを楽しんでおります。
次は鉄線とか、金魚とか作ってみたいです。

こんにちは。
桜の季節を終えたら何かをやり遂げた気がして、ここ一月ほど着物でお出かけせずに過ぎてしまいました。
気がつけばもう袷では暑いような季節ですね。

さてさて、土曜日はおよそ一カ月ぶりの着物で、うさこさんとは京成バラ園に行ってきました。

着たのはこちら。



空色の綿のレース着物にモスリンぽい薔薇の染帯。



帯揚げは帯の薔薇の葉の緑、帯締めは水色の三分紐に珊瑚の薔薇の帯留。



別の着物に合わせたときの写真ですが、半衿は他に薔薇っぽいのが無かったので自作の刺繍。

image

例年であれば5月の2週目くらいだと咲き始めを楽しむくらいらしいのですが、今年は4月から気温が高く、この日早くも見ごろ。
広い園内に様々な色、形、香りの花が咲き乱れ薔薇の洪水のようです。


















撮った写真を見返すとピンクとオレンジの薔薇ばっかりです(笑)

咲き誇る薔薇の写真も沢山ですが、人と薔薇もとってもきれいに撮れます。

こちらは撮っていただいたお写真。
淡いピンクの薔薇と。



うさこさんと二人で。



薔薇の花に埋もれて。



園内にはベルばらコーナーもあり、麗しきオスカルさまとアントワネットさまの等身大パネルがありました。



全体を写真撮ったり撮ってもらったりしながら見て周りましたが、全体の4割くらいしか見られていないと感じるくらい広くて見どころが沢山でした。

秋薔薇の時期や来年もぜひ伺いたいなぁと思います。

今年も藤の季節になりました。

なので今年も藤の散歩着で記念写真だけ撮りました。



淡ーい灰がかった藤色に、白、淡い朱と芥子色で藤の花房だけが描かれた着物。



優しく儚げで、私の理想の藤の着物です。

残念ながら色ヤケが激しく、お出かけにはとても着られないので毎年記念に着て写真だけ取っています(笑)

帯は着物の淡さを邪魔しない生成りに鈴の織り帯



半衿も藤の刺繍。



せっかくなので藤尽くしにもしてみたいのですが、私の持っている藤の帯はこの着物と雰囲気が合いませんでした。

何か別の物に仕立て替えを…なんて思っているのですが、なかなか解く踏ん切りがつかず今年も大事に眺めてそろそろ元の箱に仕舞います。

藤の見ごろも今週末くらいまでですね。