朝8時ごろ、名古屋駅の名鉄バスセンターから、御在所岳に直通の三重交通バスに乗りました。
名古屋駅からすぐ高速に入り、そのまま木曽川、長良川、揖斐川を渡ります。
車窓は、三重県に入ると山がちに。
右側には、鈴鹿山系の山々が見えてきました。
四日市ICで高速道路を降りました。
その先は、近鉄湯の山線と並行して、御在所岳へと向かいます。
湯の山線の終点、湯の山温泉駅の前にも停まります。
電車で来た人が乗るかと思ったけれど、誰も乗らなかった。
電車はここが終点ですが、バスはもう少し奥へ。一気に山に入ります。
終点の直前、最近できたという「かもしか大橋」の上から。すでにいい眺めです。
バスの終点、ロープウエイ前に到着しました。
山の上へと、赤いゴンドラが連なって登っていくのが見えます。
これは、広場に置いてあっただけのゴンドラ。
ここのロープウエイには、日本一高い鉄塔があって、白く塗られているそうです。
↑「箱は61センチ、実物は61メートル」と紹介してありました。
その横に、ゴンドラが1個落っこちているのが、なんとも不気味(笑)。
切符を買って、ロープウエイ乗り場に並びます。ここは26℃→山上の気温は20℃。
並んでる横には、モンベルのショップがありました。ロープウエイでなく、登っていくハイカーもたくさんいると思います。(私も昔登ったような記憶が)。
しかし、なかなか列は進まず……コロナでゴンドラに乗せる人数を絞っていることも大きい。
結局、バスを降りてからロープウエイに乗るまで、1時間ほどかかりました。
でも、乗ってしまえばゆったりしていて、快適♪
山肌に、大きな岩が目につきます。ここは花崗岩の山のようです。
行く手に、日本一の白い鉄塔が見えてきました。
山の緑に、赤いゴンドラ、そして鉄塔の白が実に映えます。
それにしても目がくらむ高さ、設置するのも維持管理するのも色を塗るのも、どんなに大変な作業かと…
鉄塔を超え、眼下に「かもしか大橋」や田園風景が広がります。
伊勢湾のほうは、ちょっと霞んでいました。
大きな岩があちこちに見えます。
山上の駅に到着。
御在所岳の山頂は、「山上公園」となっています。
スキー場もあり、リフトが夏も営業中。
向こうの峰まで、お散歩できるようになっています(向こうの建物は、御嶽大権現)。
リフトには乗らず、のんびりと歩いていきます。
途中、捕虫網とマジックを貸し出している所がありました。
夏の間、山の上に来ている赤とんぼ(アキアカネ)をつかまえて、羽にマジックで「G」と書いて離す、という活動。秋になったら家のそばに「G」マークのついたアキアカネがいるかもしれないから探してね、ということです。
名古屋あたりで見つかることはよくあるそうです。一番遠くでは、福井県で見つかったことがあるとのこと。
あたりには、確かに、たくさんアキアカネが飛んでいました。
ヒグラシの鳴き声が響く中、「ホーホケキョ」もよく聞こえてきます。
開けた高い木の上で、しきりにホーホケキョと鳴くウグイスがいました。
あっちこっち見ながら歩いていくと、山頂に到着。
御在所岳は、県境になっているのですね!
山頂にある「望湖台」。琵琶湖が見える場所なのでしょうけれど、今日はちょっと無理みたい。
山頂からちょっと降りた林の中に「長者池」という小さな池がありました。
この池のほとりの木にも、モリアオガエルの卵が産みつけられていました。
林の中に、黒くて大きいカエルがいたのだけれど、これはモリアオガエルではないと思う。
山上公園のいちばん奥、御嶽大権現まで来ました。
妙にドングリ眼の狛犬。
ここからも、いい眺めです。
山上公園はここまで。
ここでUターンして、向こうのロープウエイ駅まで帰ります。
さっきと同じ道を戻るのですが、まだ同じ場所で同じように、ウグイスが鳴いていました。
ロープウエイに乗る前にまだ時間があったので、先ほど行かなかった「富士見岩」まで行っていました。
先ほどの「望湖台」が西、琵琶湖を見る場所で、こちらは東、富士山を見る場所。
富士山は見えませんが、こちらも素晴らしい眺めです。
ロープウエイのゴンドラがゆっくり動いていきます。
その向こうに、目立つ大きな岩。よく見ると、登ってきた人が休憩しています。
下りのロープウエイに乗りました。
さっきいた、富士見岩が見えます。
降りていきます…こうやって「かもしか大橋」の全貌を見ると、とても高い橋梁だとわかります。
帰りは、直通バスではなくて電車で帰ることにしました。
まずは路線バスで、かもしか大橋を通って湯の山温泉駅へ。
湯の山温泉駅からは、近鉄湯の山線です。
のんびりと、こんな風景を見ながら電車はゆっくり進みます。
次第に家が多くなり、四日市に着きました。
四日市からは近鉄特急で名古屋まで帰りました。