子どもの頃のある場面を折に触れて思い出します。

それは、父の運転する車に乗って、進行方向を見ていると

前の車の運転席の窓から、タバコがぽいっと捨てられる場面。

それを目撃して

たまらないほどの「怒り」がわいたこと。

小学校低学年だったと思います。

子どもながらに

それまで

感情を人にぶつけて

何度もそんなことしなければよかったという経験をしていて

いきどおっている「怒り」を

押し込めなければと

必死に自分の中に押し込めました。

でも

たまらなく怒ってました。

私は強烈な怒りを感じて、

できることなら、

今すぐ車から降りて

そのポイ捨てされたタバコを拾って

落としましたよ！！とお届けしたいと思うほどでした。

今までの人生の中で

何度も

その場面を思い出しては

「私って本当はずいぶん感情的な人だな。」

「感情のまま、そんなことしたら大変だったな。」

「正義感がつよいんだよな。私は。」

「正義感を振りかざしたって、自分が傷つくだけだよな。」

「しかたないんだよな。」

そんな怒った自分をなだめるように

思い出しては

仕方がない

感情的な自分の一部を絶対に表に出してはいけないって

思っていました。

ここにきて

また

その場面を思い出すのです。

道のどの場所だったかも

運転する父越しに見えた

タバコをポイ捨てするシーンも

その時にカーッとたまらない怒りがわいたことも

すべてが

鮮明に思い出せるのです。

聖母意識からのメッセージを届けてくださる

姫乃宮亜美先生のお言葉が浮かびます。

『怒りは蓋なんですよ。』

私の

強烈な怒り

その蓋のその奥に

私にとって

とても大切なことが隠れているのかもしれない。

こんなに何度も思い出すって

もう

何十年も前のことなのに

いまだに鮮明によみがえる場面。

その怒りの奥を知りたいと思いました。

その奥にある

愛まで

たどり着きたい。

知りたいと思いました。

今までも

思い出すたびに

みつめてきたつもりでしたが

あたたかなところまでは

たどり着いてませんでした。

これほどに

何度も思い出す

強烈な怒り

その怒りの蓋の奥にある

私の大切なもの

私が

大切に大切に守っているもの

それを

私は知りたい

と

思いました。

怒りは

まだ感じられて

でも

怒っちゃだめと押し込めてきたから

本当には感じきれてないと思い

その怒りを感じました。

ものすごく怒っている。

怒っていたこと

気づいたよ

こんなに怒っていたんだね

気づいたよ

ありがとう。

感じて

手放して

感じて

手放して。

そして

怒りの感情を抜いたところで

私のしたかったことを書いてみると

ポイ捨てのタバコを

拾って

「落としましたよ

落とし物ですよ。」

って

届けにいきたい

って

思ったな。

「落とし物です。

あなたのものですよね。

どうぞ。」

って

手渡したい。

そこまで自分をみたところで

【ゴミってなんだろう？】

って

思いました。

あっ・・・

ゴミって

誰かを幸せにしてくれたものがおわりを迎えたものだ✨️

ゴミって

誰かのためにって働いてくれて、たくさんの仕事を終えて、おわりを迎えたものだ✨️

そう思ったら

じわっとあたたかいものがこみあげてきました。

ゴミって

不要なもの

いらないもの

汚ないもの

って扱い方に

私は腹をたてていたんだ。

見向きもされないその姿に悲しんでいたんだ。

ゴミって

幸せを届けてくれた

その後の姿。

その幸せを届けてくれたことをまるで忘れているかのような扱い方に

たまらなく腹をたてていた。

あなたを幸せにしてくれたもの

最後まで

大事にしてほしい💐

タバコのポイ捨ては

良くないこと

町を汚すから良くない

と

いう見え方までしかなかったけれど

私の望んでいることは

そうじゃない

タバコだったら

ポイ捨てされるその直前まで

その方のお役にたってくれてたんですよね

あなたが欲したから

あなたのためにって

働いてくれたんですよね。

そのことに気づいてほしい。

最後まで大切にしてほしい。

それまでのお働きに

感謝と愛と慈しみを💐

ゴミに

感謝と愛と慈しみを💐

私はそこに気づきたかったんだと思いました。

私は

これまでの人生の中で

なぜか

ゴミを片付ける役回りが多くありました。

その意味にも繋がっていくようだと思いました。　

私の大切にしたかったこと

それは

ゴミは

たくさん働いてくれたあとのお姿✨️

ゴミは

たくさん幸せを届けてくれたあとのお姿✨️

最後まで大切にして

ありがとうって伝えられる私に戻りたい🌹

ゴミに象徴される

かつて私を幸せにしてくれたもの

その

すべてを

最後まで

大事にしてほしい💐

ゴミと

ゴミに象徴される

かつて私たちを幸せにしてくれた

そのすべてに

感謝と愛と慈しみを💐届けたい💐

私の中の大切なところに

出会わせてもらいました✨️

『怒りは蓋なんですよ。』

に

導いていただきました。

ありがとうございました🌹

「怒り」のその奥へ