雪組大劇場公演『ベルサイユのばら』
明日が千秋楽です。
ということで、ご縁を頂きまして 前楽を観劇させて頂きました。
1ヶ月ぶりの『ベルサイユのばら』です。
どの役も とても深まっていたように思います。
熱量が高まっています。
彩風咲奈さんのフェルゼンは 身のこなしが とても綺麗で、椅子に座っている姿も とても美しいです。
夢白あやさんの マリー・アントワネットの ピンクのお衣装の スカートさばきが とても美しい。
オスカルの朝美絢さんの フェルゼンへの 想いが切ない。フェルゼンに「帰国してくれ」という時の 表情がほんと切ない。「愛の巡礼」の歌声が胸に響きました。
アンドレの縣千さん。オスカルへの愛の苦悩と ロザリーへの優しさが とってもよかった。「白ばらの人」も よかったです。
オスカルが ロザリーに「軍隊は手強いぞ、覚悟はいいな」という台詞欲しかったなぁ。
縣千さん、フィナーレのダンスが 目を惹きました。ポーズも ダンスも とても綺麗。ちょっとした動きも とても綺麗。体幹が しっかりしていて、背中も綺麗です。
フェルゼンと オスカルの親衛隊の場面でアドリブがありました。
モンゼット夫人（万里柚美さん）
「今日は パリで行われている祭典でブレイキンという競技があったそうです。オスカルの踊りも見てみたいわ」
オスカル「今朝、初代女王が決まりました」
シッシーナ夫人（杏野このみさん）
「男子は今日明日みたいですよ。フェルゼンの踊りも見てみたいわ」
フェルゼン「今日明日は 行けません」
親衛隊みなさんで「おふたりは金メダルです」
親衛隊のみなさんが退場したあと オスカル「フェルゼンのダンス…」と 呟いてから 本来の台詞に戻りました。
（⚠️ネタバレ注意⚠️）
2つ だけネタバレします。
『ベルサイユのばら』のフィナーレで 入れて欲しかった 2つのナンバーが サヨナラショーで 実現されました。
前奏から 分かる「薔薇のタンゴ」
大階段でスタンバイです。
メンバーは 彩風、朝美、縣、諏訪、眞ノ宮、咲城、蒼波、紀城、華世（敬称略）
ダンサー揃いの 雪組路線メンバー
見応えある 薔薇タンでした。
サヨナラショー ラストは 娘役さんが ロウソクを持って出てきたときに 「オマージュ」だ と、ドキドキしてきました。そして 大階段を 斜めに男役さんが降りてくる。
「オマージュ」の黒燕尾
センターで踊る 彩風さんの 美しいこと 美しいこと。
朝美さん、縣さんはじめ 男役の 黒燕尾、観ることが出来て 感動でした。
「オマージュ」は 2013年の『ベルばら』で フィナーレナンバーにありましたが、ほとんどの組子が 初 だと思います。
サヨナラショーで 初めて踊る 薔薇タンと 黒燕尾のナンバー、お稽古大変だったでしょうね。
彩風咲奈さん率いる 「オマージュ」が 完成されて良かったです。
はじめとラストを ネタばらししてしまいました。
『ベルサイユのばら』、彩風咲奈さんのサヨナラショーを 観劇することができて、幸せな思いでいっぱいです。