癌治療とは全く違う事なのですが、ちょっと気になった事があったのでアメリカでの人種差別について書いてみたいと思います。



 マイクロアグレッションとは?


2025年皆人種差別に敏感のなってきている今、japと呼ばれるとか、目を吊り上げるジェスチャーとかそういう明ら様な差別行為は私も経験ありません。


でもあるんですよ、いわゆるmicroaggressionというもの。日本語ではなんというのでしょうか、露骨ではないけれど、人種差別的ものが根底にある行為というか。本人も差別している意識はないのかもしれませんが、偏見があるから言動に出てしまうというか。



 先日の出来事

私の高校生の娘は、モデルをやっていて先日のデザイナーは中国系の女性の方で、スタッフの方も皆中国系女性でした。



 ①メイク事件


そこでメイクアップアーティストの方にメイクをしてもらった娘。でも眉毛は短いし、アイシャドウは紫ピンク?で結構どぎつい色の上、チークもリップも派手な色で、かなりやりすぎ感がありました。


娘はただのモデルなので何も言いませんでしたが、デザイナーがメイクアップアーティストにメイクを直して欲しいと言いにいきました。全て濃すぎるから、アイシャドウ、チークもリップ落としてピーチ系にして欲しいと。


ちなみにこういうショーでは基本的にデザイナーが自分のブランドを売るためにお金を払って準備しているので、デザイナーの言う事が絶対です。


しかしこのメイクアップアーティスト、デザイナーが去った後、she can kiss my a**といって、さらにどぎついピンクのアイシャドウを載せていったのです。


もちろんこのメイクも気に入らないデザイナー。再度メイクアップアーティストに、直して欲しいと言いにいきました。


デザイナーはプロフェッショナルな感じで全く失礼な感じではなかったのですが、メイクアップアーティストはかなりお怒りのようで、「このモデルは肌の色が濃いから、こういう色でないと映えない、私はメイクを何十年もやってきている。あなたはわかっていない。」などと結構キツイ口調で言って、メイクやり直しは拒否します。


実はメイクアップアーティストでもあるデザイナー、「じゃあ自分でやるからメイク道具少し使わせて」というと、「あー、これはさっきのモデルニキビあったからうつると悪いから無理」などと訳の分からないことを言ってメイク道具も使わせません。


結局、娘と私が持っていた道具でお直しをしてくれました。正直100倍良くなったと思いました。


これはデザイナーがアメリカ人だったら、メイクアップアーティストは絶対こんな態度は取っていなかったと思います。


アジア系の特に女性は、従順で何も言い返さないというのがステレオタイプなので、普段アメリカ人相手には言わない(言えない)ような事を言ってくる事が多々あるのです。


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追記: メイクアップアーティストの方から、娘のインスタグラムに連絡があり、language barrier で誤解があってごめんなさい、近々あるプロジェクトに参加して欲しいとの事。


デザイナーの方はアクセントはありますが、問題なく英語で会話出来ましたし、ネイティブの娘も普通に理解していましたし、デザイナーが去った後、更に濃いピンクのアイシャドウを載せてきた時に、娘も薄くピーチ系にして欲しいらしいと伝えていたそうです。それでshe can kiss my a**と言っていたくせに。


あの「このモデルが肌が濃い色だから濃い色じゃないと映えない」とかは何だったんでしょう。


明らかに通じてるじゃないですか。


この手の人はlanguage barrier 言い訳大好きです。そう言われてしまうと、英語ネイティブでない方が自動的に悪くなりますから。やっぱりかと思いました。


ただ自分のメイクが自分よりずっと若いアジア人女性デザイナーに2度もダメ出しされた事が気に入らなかっただけのくせに。


私もアジア系女性で同じような経験があるので、特に腹が立ちました。




 ②モデルたちの態度


もう一つ気になった事。


このデザイナーとそのスタッフの方々はお互いに中国語で話していますが、英語も問題なくできる方々でした。


でも言葉がわからないと思うのか、一部のモデル達がデザイナー達の目の前で、失礼な事を言うのです。


「こんなドレス着たくない」とか、「デザイナーがすごい急かしてくる」とか。


誰に仕事をもらっていると思っているのか。失礼すぎます。


これもデザイナーがアメリカ人だったら絶対に言っていないと思います。


こういうの本人も差別行為しているとか一切意識ないと思います。でも根付いた偏見とか差別的思考はこういう行動に出てくるんですよ。


そして指摘すれば(しませんが)、気にしすぎだ、と言う。


こういう露骨でないmicroaggressionが現在のアメリカで多い差別だと思います。気にしすぎかな、でも何となく不快。こういうのは私もしょっちゅうあります。


本人も意識していないため、なかなかなくならないでしょうね。