【プロローグ】
それは、夢だったのかもしれません。
①
らふはやっと取れた休日を、
どう過ごそうか迷っていました。
『遠出をしようと思っても
急に電話がかかってきて、
休日出勤を命じられるかもしれない・・・。
結局らふは忙殺されて、楽しいことなんて
およびじゃない人生を送るだけなんだ』
そう思うと気が重く、もう何もかも
投げ出してしまいたい気分になるのでした。
『むしゃくしゃして、ほんとに
何もかもが嫌っ。
そうだ☆何も考えずに電車に乗って、
気分次第で降りて散策するというのも
いいかもしれない・・・』
そう考えたらふは、やっと家を後にしたのでした。
②
電車に揺られてぼ~っとしていると、
次の駅は『表参道』というアナウンスがかすかに
聞こえてきました。
『ああ、そういえば昔ストリートダンスをやってた頃・・・
みんなで一生懸命に練習して
だんだん形になってきて、
初めて揃って出来たのが
この地だったなぁ^^ 』
そう思うと、自然に腰が持ち上がり、
駅に降り立ったのでした。
③
『なんだか昔と違うような・・・?』
違和感がありました。
『最近来ていなかったから?』
そのようなレベルではない、なんとも言えない
違和感があったのです。
『イケメンのいる店が増えたからかな?ハァハァ←
いいえ、それは普通に違うはず。← (´Д`;)
ではなんだろう?』
『何かが足りない・・・』
そんな気がしました。
『ここは本当にらふの住んでいる世界なのかしら?
あはっ。
一瞬でも何を考えているんだろう?
当たり前じゃない。
では何なのだろう・・・』
④
『柱の影かららふのことを覗いて見てる女子がいる・・・。
違和感はそれかな?
いや違う・・・』
『「らぁ~ふ~を探せ!」
(ウォーリーを探せ風)
じゃなくて・・・』
らふはこの世界にいる人々にも違和感を
感じ始めていました。
『こんなに、肩が触れ合うほど近くに人が
いるのに、なんで距離を感じるんだろう・・・』
その違和感に、程なくして思い当たりました。
誰も言葉を発していない。
誰も他人を気にしていない。
静か・・・静か過ぎるのです。
冷たくて、重い重い空気がそこに充満していくのを、
らふは肌で感じました。
⑤
ここに降り立っては、いけなかったのではないか。
そう思った瞬間!
らふはめまいに襲われました。
「うぅ・・・」
そして次に目を開けたときには・・・。
いつものざわめきが、街に戻っていました。
めまいの起こる前にあった
あの違和感も、もうどこにもありません。
あれは・・・。
なんだったのでしょう。
【エピローグ】
今でもそのときの事を思い出すと、
背筋に冷たいモノが静かに流れます。
あれは夢、それとも現実だった・・・?
今となっては分かりません。
けれどひとつ、確信したことがあります。
それは・・・。
『あんな世界に行くのなら・・・。
らふはこの先、どんなに大変なことが
あろうとも、この世界で生きていく!
この世界にはまだきっと、らふが知らないだけで
楽しいことがいっぱいあるはずだから!』
根拠はなにもないんですけれど・・・ね。
-END-
うふふ。
ぴぐに行ったら偶然バグの世界に迷い込んでしまったので、
面白いからバシャバシャ写真と撮って遊んでみましたょ。
スピンヘッドの面々は、偶然居合わせたメンズたちです。
遊んでくれてありがとうございます~^^
(ちなみにぐっぴぐしてくださいと言っているのは後ろにいる
女の子で、一緒に遊んだメンズではないぞよw)
と、楽しく遊んだのですが、物語はぜんぜん楽しくない感じに
仕上がりました(笑)
もちろん全てフィクションでつよw
ということで、一応決まり文句みたいのをひとつ・・・www
皆さんはどちらの世界がお好みですか?